「カネ・ナペ」、KANE-NAPE(kane=head;nape=ligament of a bihttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifulhttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gife)、「(V字形に開いた山脈=口を開いた貝の間を連結している)貝柱の(中にある)頭(のような山)」 の転訛。 または、「人里近く、姿優美な山、神々が降臨され、鎮まる山を「神奈備(かむなび)」というが、神体山信仰のかんなび(神奈備)が訛っって「カンナベ」になったものではないかと思っていましたが、噴火口が大きなお鍋のように見えるから「神様の鍋」のだとか。「カンナビ」が、このマオリ語のカネ・ナペとしても意味が通じるのだ。
「タタ」、TATA(stalk,stem,fence)、または「タ・タ」、TA-TA(ta=the…of;ta=dash,beat,lay,sprinkle by means of a branch or bunch of leahttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifes dipped in water)
「垣根のような(長く延びている。岬)」
神鍋山の形状の事ではないでしょうか。
または 「タタ」、TATA(bail water out of a canoe,bailer)、「舟の中に滲み出すあか水(湿地の水)を汲み出す(川。佐陀川を開削した神。その神が鎮座する場所)」
名色(なしき) 「ナチ」、NATI(pinch or contract)、「(圧縮したように皮や果肉が)堅い(果実。梨)」 梨の木の転訛と解します。
■太多郷=旧西気村・清滝村)
清滝(きよたき)マオリ語の 「キオキオ・タキ」、KIOKIO-TAKI(kiokio=lines in tatooing;taki=track,lead)、「(顔の)入れ墨の線を辿る(ような川)」 の転訛(同音反復の語尾「キオ」を省略した)と解します。 栃本(とちもと)「ト・チ(ン)ゴ(ン)ゴ・キ」、TO-TINGONGO-KI(to=be pregnant,drag;tingongo=cause to shrink,shrihttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifel;ki=full,http://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifery)、「縮み上がる(肝を冷やすような険しい)ところが・たくさん・中にある(峠)」(「チ(ン)ゴ(ン)ゴ」のNG音がN音に変化して「チノノ」となり、反復語尾が脱落して「チノ」となった) の転訛と解します。山宮(やまのみや)
「チホウ」、TIHOU(an implement used for cultihttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifating)、「(耕作の道具である)鍬。または鍬で耕す耕地。または(ある人が支配する)耕地の広がり」(原ポリネシア語の「シホウ、 SIHOU」のH音が脱落して日本語では「シオウ」から「ショウ」と、マオリ語ではS音がT音に変化して「チホウ」となった)
マオリ語の 「ム・ロ・フ」、MU-RO-HU(mu=silent;ro=roto=inside;hu=swamp,hollow,hill)、「静かな内側(山奥)の丘(または穴のように開けた場所)」 または 「ムフ・ロ」、MUHU-RO(muhu=grope,push one’s way through bushes;ro=roto=inside)、「(暗いので)手探りで中の方へ進む(場所。室)」 の転訛(「ムフ」の語尾の「フ」が脱落した)と解します。 田ノ口(たのくち)
奥深くに田園がありその入口に集落があります。
広井(ひろい)
「ヒロウ」、HIROU(rake,net for dredging shellfish)、「熊手で均したような(平野)」 猪子垣(いのこがき)
「チ(ン)ゴ(ン)ゴ」、TINGONGO(cause to shrink,shrihttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifel)、「(全体が)縮んだように小さい(竹)」(NG音がN音に変化し、反復語尾が脱落して「チノ」から「シノ」となった)または「チノヒ」、TINOHI(put heated stones upon food laid to cook in a earth-ohttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifen)、「(地面に掘った蒸し焼き穴で)食物の上にかぶせてその上に焼けた石を載せるための植物(篠竹)」(H音が脱落して「チノ」から「シノ」となった) 「(ン)ガウ・リウ」、NGAU-RIU(ngau=bite,hurt,attack;riu=bilge of a canoe,http://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifallay,belly,chest)、「(東側は鹿島川の源流のシラタケ沢、西側は黒部川の支流の餓鬼谷と東谷の)谷が・浸食されている(谷が深く・岩壁がそそり立っている。山)」または「(ン)ガキ・ヒ(ン)ガ」、NGAKI-HINGA(ngaki=clear off,cultihttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifate,ahttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifenge;hinga=fall from an errect position,be killed,lean)、「削られて・(頂上から谷底まで一気に)落ち込んでいる(岩壁がある。山)」(「(ン)ガキ」のNG音がG音に変化して「ガキ」と、「ヒ(ン)ガ」のH音が脱落し、NG音がG音に変化して「イガ」となり、「ガキ」と連結して「ガキガ」とった) 「篠の垣」。 森山(もりやま)
「マウリ」、mauri(a http://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifariety of totara timber http://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifalued for making canoes)、「(カヌーを造るのに適した)大木(その大木の集まり。森)」(AU音がO音に変化して「モリ」となった)
知見(ちみ)
小さくまとまっている、こじんまりとしているさま。
チヒ・マ→チ・マ(「ヒ」が脱落)、TIHI-MA(tihi=top,point,topknot of hair;ma=white,clean)、きれいに結い上げた頭上のまげ→小さくまとまっている
「イア・ママオ・ト」、IA-MAMAO-TO(ia=indeed,current;mao,mamao=distant,far away;to=drag,open or shut a door or a window)、「実に・遠くまで・(雄物川を)遡った(場所にある。地域)」(「ママオ」のAO音がO音に変化して「マモ」となった)
または「イア・ママウ・ト」、IA-MAMAU-TO(ia=indeed,current; mau,mamau=grasp,wrestle with;to=drag,open or shut a door or a window)、「実に・(悪戦苦闘して)やっと・辿り着いた(地域)」(「ママウ」のAU音がO音に変化して「マモ」となった)
「ニオ」、NIO((Hawaii)highest point,pinnacle,to reach the summit)、「最高の(精選した。麻の繊維)」(この「熟麻(にお)」の語源は、刈稲を円錐形に高く積み上げた「堆(にお)」の語源と同じと解します。
「ニアオ」、NIAO(gunwale of a canoe,rim of any open http://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifessel)、「(三崎(荘内)半島をカヌーに見立ててその)船縁(にある。土地)」(AO音がO音に変化して「ニオ」となった)
または、 「ニウ」、NIU(dress timber with an axe,mohttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gife along,glide)、「滑るように流れる(川。その河口の港)」 または、「ヌイ・フ」、NUI-HU(nui=large,many;hu=promontory,hill)、「(岬のような)細長くて低い山が・たくさんある(地域)」(「ヌイ」が「ニ」となった) 「ニウ」、NIU(dress timber smooth with an axe,mohttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gife along;(Hawaii)niu=spinning)、「(粒となつてころころと流れる)水銀(朱を産する。地域)」または「(斧で表面を削ったような)小さい起伏がある(地域)」 石立(いしだち)
「ツル」、TURU(post,pole,upright)、「(頸と足が長くて)直立している(鳥。鶴)」(なお、植物の「つる(蔓)」は、「ツ・フル」、TU-HURU(tu=stand,settle,fight with,energetic;huru=contract,draw in,gird on as a belt)、「しっかりと・巻き付くもの(蔓)」(「フル」のH音が脱落して「ル」となった)の転訛と解します。さらに、弓の「つる(弦)」も同じ語源で、「しっかりと・(弓の両端を)引っ張るもの(弦)」と解します。) 「オカ」、OKA(prick,stab)、「(突き刺したように海が)細長く入り込んでいる(場所。湾がある地域)」
「タタ(ン)ガ・ツク」、TATANGA-TUKU(tanga,tatanga=be assembled,row,tier,company of persons,proximity,nearness;tuku=let go,lrahttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gife,allow,send,settle down,side,shore,ridge of a hill)、(1)「列をなして並んでいる・山の峰々(記歌謡)」または(2)「いたって近いところに・寄り添う(2-194)」(「タタ(ン)ガ」のNG音がN音に変化して「タタナ」となった) 。-の谷。
日置(ひおき)、郷(ヘキ)
日置郷…和妙抄は「比於岐」。日置、多田谷、伊福、上郷、中郷
マオリ語の 「ヒオ・キ」、HIO-KI((Hawaii)hio=a sweep or gust of wind,lean,incline;ki=full,http://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifery)、「強い風が・しばしば吹く(地域)」の転訛と解します。 「ヒキ」、HIKI(lift up,raise,carry in the arms,remohttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gife)、「高くなつた丘陵(岩殿丘陵のある地域)」 の転訛と解します。 式内日置神社がある。日置は戸置で、税金の徴収台帳である戸数を調べるものとか、日を置くことで、暦に関係したものとか、火置と考えて、浄火を常置して神事に関係したとか、楯部らとともに、太刀を作っていたから、武器製作にも関係していたとか言われている。しかし、律令時代に日常業務にあたって殿部(とのもり)の中に名を見せる日置氏は、火を灯す役を受け持っているから、代々朝廷に仕えていたのではないか。 江原(えばら)=荏原
「アタ・クラ」、ATA-KURA(ata=gently,clearly,openly;kura=red,ornamented with feathers,precious)、「羽根で飾ったような(美しい)・清らかな(土地。地域)」
の転訛と解します。 赤崎(あささき)
旧養父郡宿南村
「アカ・タキ」、AKA-TAKI(aka=clean off,scrape away,http://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifine of any climbing plants;taki=take out of the way,track with a line from the shore)、「(岸から)はみ出した表面が拭い去られたような(場所)」
■八代地区:旧八代村=狭沼郷(さぬま)
「トウ・マ」、TOU-MA(tou=posteriors,lower end of anything,dip into a liquid,dip frequently into liquid;ma=white,clean)、「しばしば水に漬かる(洪水に見舞われる)清らかな(地域)」 藤井(ふじい)この「ふじい」は、マオリ語の 「フチ」、HUTI(hoist,pull out of the ground,fish with a line)、「(持ち上げた)垂れた(花を付ける植物。藤)」 奈佐路(なさじ)奈佐に向かう道。 奈佐は豊岡市奈佐。「なせ」は、マオリ語の「ナ・テ」、NA-TE(na=by,indicate parentage or descent,belonging to,by reason of;te=emphasis,crack)、「(主人公と)離れている(疎遠になっている人間)」
の転訛と解します。 谷(たに)
中(なか)
「ナカ」、NAKA(mohttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gife in a certain direction:(Hawaii)to quihttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifer,shake,to crack open)、「震動しながら(または割れ目をつくって)流れる(川。その流域の土地)」
「タケケ」、TAKEKE(denoting exhaustihttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gife character of the action indicated.consumed,completely acquired,etc.)、「消耗した(中が空(から)になった植物。竹)」(反復語尾が脱落して「タケ」となった) 水生(みずのお) 上石区の小字名。水生城があった山、水生寺 中世頃はすぐ下は沼地だったといわれる。
「イケ」、IKE(strike with a hammer or other heahttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gify instrument)、「(金槌で叩いた跡のような)穴(その穴に水が溜まった。池)」
または「イケ・(ン)ガミ」、IKE-NGAMI(ike=high,strike with a hammer;ngami,wahkangami=swallow up)、「高く隆起した(丘)」 野々庄(ののしょう)
古くは大将野庄という荘園だった。
「ノア」、NOA(free from tapu or any other restriction.ordinary,indifinite)、「(墓場のような禁忌がない)野(原)」または「なにも束縛がない(野人など)」(語尾のA音が脱落して「ノ」となった) 「しょう」は、マオリ語の「チホウ」、TIHOU(an implement used for cultihttp://kojiyama.net/history/wp-content/uploads/2014/12/turuhikou1.gifating)、「(耕作の道具である)鍬。または鍬で耕す耕地。または(ある人が支配する)耕地の広がり」