20世紀の戦争と戦時国際法 学校で教えてくれなかった近現代史(54)

戦時国際法と戦争犯罪 人間は長い歴史の中で、国家や民族の利害の衝突から、絶え間なく戦争を繰り返してきました。そこで、戦争のやり方を国際的に取り決めたルールの制約のもとに置こうとする知恵が生まれました。このルールを戦時国際 … 続きを読む

今ようやく本当の近現代史がうまれつつある 学校で教えてくれなかった近現代(53)

自虐史観と自由主義史観 自虐史観(じぎゃくしかん)とは、第二次世界大戦後の日本の歴史学界において主流であった歴史観を「自国の歴史の負の部分をことさら強調し、正の部分を過小評価する歴史観」であるとの評価を持たせて表現する場 … 続きを読む

国際社会における日本の役割 学校で教えてくれなかった近現代史(52)

昭和から平成へ 1989(昭和64)年1月7日、昭和天皇が崩御されました。60年あまりにおよぶ、激動の昭和時代は幕を下ろしました。皇太子明仁親王が即位し、新しい元号は、平成と定められました。 国際社会における日本の役割 … 続きを読む

共産主義の崩壊 学校で教えてくれなかった近現代史(51)

社会主義 社会主義とは、生産手段の社会的共有・管理などによって、平等な社会を実現しようとする思想・運動の総称です。狭義では、生産手段の社会的共有・管理を目指す共産主義、特にマルクス主義とその潮流を指します。日本では歴史的 … 続きを読む

米ソ冷戦下の世界と日本 学校で教えてくれなかった近現代史(50)

冷戦の進行 日本が独立を回復し、復興に努めているあいだ、米ソ両陣営の冷戦は激化していきました。両国は原子爆弾より大きな破壊力をもつ水素爆弾(水爆)の開発に成功し、核爆弾を搭載した大陸間弾道弾(ICBM)を設置して、相手国 … 続きを読む

独立の回復 学校で教えてくれなかった近現代史(49)

国際連合と冷戦の開始 1945(昭和20)年10月、連合国は、2度の世界大戦への反省に立ち、新たな戦争を防ぐための国際組織として、国際連合(国連)を結成しました。しかし、戦争の芽はなくなりませんでした。東ヨーロッパを占領 … 続きを読む

日本の復興と国際社会 学校で教えてくれなかった近現代史(48)

占領の開始 1945(昭和20)年8月末、アメリカ軍を主体とする連合国軍による日本占領が始まりました。 アメリカの占領目的は、日本が再びアメリカの驚異にならないよう、国家の体制をつくり変えることでした。日本政府は存続しま … 続きを読む

終戦をめぐる外交と日本の敗戦 学校で教えてくれなかった近現代史(47)

空襲の被害 戦争末期、国民は直接、戦火にさらされることになりました。1944(昭和19)年7月、日本の委任統治領だったマリアナ諸島の一つサイパン島が陥落し、ここから日本本土を空襲できるようになったアメリカ軍は、年末から爆 … 続きを読む

大東亜会議とアジア諸国 学校で教えてくれなかった近現代史(46)

アジアに広がる独立への希望 日本の初戦の勝利は、東南アジアやインドの人々に独立への夢と勇気を育てました。東南アジアにおける日本軍の破竹の勢いの進撃も、現地の人々の協力が合ってこそ可能でした。もともと親日家だったタイに加え … 続きを読む