第3章 5.鉄ならオオナムチにおまかせ

『但馬故事記』(第一巻・気多郡故事記)は、天火明命あめのほあかりのみことから始まる。天火明命は、ここでは天照国照彦天火明命あまてるくにてるひこあめのほあかりのみことと書かれ、(田庭(丹波)を国作大巳貴命くにつくりおおなむ … 続きを読む

第2章 1.記録に残された天日槍の足取り

この章では、ヒボコが辿った足取りを、 (史書の)アメノヒボコに関連する記事は、八世紀の初めに編纂された『古事記』および『日本書紀』(以下『記』『紀』、合わせて『記紀』)に記録されたものが、現在伝えられる最古のものである。 … 続きを読む

丹後の巨大前方後円墳

丹後の巨大前方後円墳と池田古墳 かつては丹波(道)が丹波・但馬・丹後に分立するまで、丹波の中心が日本海に面した丹後地域だった。なぜ水稲稲作が人口拡大を進めるまでは、人びとは海上ルートを利用して交易をしながら、安全な丘陵や … 続きを読む

大江山の鬼退治~彦坐王と陸耳の御笠は大丹波平定だった

開化天皇の御子・彦坐王と陸耳の御笠の真相   『但馬故事記』は、郡ごとに八巻からなるが、ほとんどの巻は人皇十代崇神すじん天皇から、記載がにわかに詳細になるが、二方郡を除き、八郡のどの郡の故事記も「丹波青葉山(通 … 続きを読む