| 歴史を探る第一には、現在を考え、将来を見据えるためにある。経済のグローバル化や環境・災害の問題、戦争や生命の問題、家族の崩壊、人口問題など、今日、多くの問題に直面している。過去に遡って見てこそ現状が分かる。過去と現在と未来を結んでいるのが歴史である。 同じような問題や課題を、先人たちがどう考え、どう対処して生きてきたのかを探ることも極めて重要なことであって、生きるヒントが見出せることになる。歴史の事実が正しい評価によって必ずしも動いているわけではない。そこに多様な物の見方を養う必要がある。 歴史は人間が描くもの、歴史の転換点における人間の動きについて、さらに世界の歴史は、近代世界が形成されて大きく変化してきた。人と歴史がどうか変わってきたのかを考える。 |
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