国民が政治に目覚めねば日本が危ない

/ 10月 3, 2009/ オピニオン/ 0 comments

自民党が悪い。官僚が悪い。では何をめざすのかを示せ!
 「政権交代。」と、自民党が悪い、官僚が悪い、高速道路は無料にする、子供手当支給とかばらまき政策をあげ、民主党なら日本をどうよくするかの国家像は示していない。自民党がやってきたことはすべてが悪だ、自民党打倒というカルト宗教にも似たプロパガンダを行ったことで、民主党が圧勝した。自民党では駄目だ。民主党の方がましだ、生活が経済が少しは良くなるものと信じて。
 よく考えてみると、それはソ連や中国共産党と似た既得権者を排除し、実は言論統制の一党独裁政治に似ているのだ。しかも経済・安全保障という国政の国政たる重要な任務をぼかし、マニフェストで明言していない中韓に友好・安全保障を共同し、外国人地方参政権、夫婦別姓、人権擁護などの社民党、公明党が提案して何度も反対で廃案になった法案をこのチャンスとばかりに出してきたのだ。日本国の不況・雇用などと比べ、それほど緊急な課題ではないものを、少数政党のために優先しているのは、参議院選を優先しているのだ。しかも経済対策やなんともとんちんかんで危険な外交を後回しになっている。
政策は手段だ。目的は国益である。
 政府は全員野球で取り組むといっているが、ならば内閣だけの全員野球であっては成功しない。だれを相手に野球をするのかといえば官僚相手ではないのだ。脱官僚・政治主導で改善しようとしては本来の政治目的を逸脱しがちだ。政治の目的は、政官一体の全員野球だ。政官一体になって、諸問題を乗り越え日本を良くしようと知恵を出し合うことだ。
 そして政治VS国民ではない。国政は国益のためにやるものである。政治は明確に指針を示し、説明し、そのためには厳しいことも伝え協力を求めなければ達成できない。国を考える政治だ。
 小沢氏は民主党が参議員で過半数をとるべく公然と活動している。それは彼の夢であって、そのことをが日本国民全体にとって有益であるかないかは注意しなければならない。国民とは無関係なのだ。単独政党が圧倒的有利になれば独裁である。
国をリードできない民主党でもだめだ
 自民党は利権が問題だった。民主党も政権交代という目的で、意見が異なるのに数合わせのものだという意味では国政とはほど遠いものという点では同類だ。こうした私利私欲ではなく思い切った「良い国をつくる」ためにやる政治が必要だ。日本で政党が定着しないのであれば政治家や政党こそ、むしろなくても良いしどうでも良い。
 安易になるが、やっぱり誰しも思い当たるのは幕府から近代日本を切り開いた明治維新だろう。歴代大名や幕臣を起用した幕府は形骸化し、若手の有能な武士・学者を採用した。彼らは政治家を目指したのではなく、自分らしか執政するものが他にいなかったから、結果的に政治家になったのだ。いまでも最初はそういう志で政治を目指し国会議員になったのだから、初心を忘れずに良い国になるために励んでもらいたい。

1/2【岡田邦宏】動き出した民主党政権の実態[桜H21/9/23]
優先順位がおかしい民主党
http://koujiyama.at.webry.info/200909/article_128.html

2/2【岡田邦宏】動き出した民主党政権の実態[桜H21/9/23]
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