苦労知らずのおぼっちゃま政権の危惧

/ 10月 27, 2009/ オピニオン/ 0 comments

鳩山由紀夫首相の所信表明演説は小泉元首相以来歴代最長の52分だった。

それはダントツの2倍の長さだった。生で聞いていたが、途中何回かうとうとと寝そうになった。

民主党からはすばらしい演説だったと口を揃えて言う。青年の主張か弁論大会の演説であればそれもいいだろう。しかしそれでは済まないのだ。首相が一国の現実的な経営方針とはいえない「優柔不断」と「夢遊病患者」の長い抽象的な演説をしても、国は舵取りができず動かないからだ。

発言を平気でくつがえす。論文ではアメリカを除いた東アジア共同体構想といいながら、タイで開かれたASEANではアメリカも加えた構想をと言う。しゃあしゃあと180度違うことをいうことに抵抗感がないのだろうか。普通だったらそれは恥ずかしいものだ。菅、岡田も同じで、オウムの上祐のように何かにとりつかれている目つきの悪いカルト信者のように、平気で支離滅裂なディベートでくつがえす。夢遊病患者のように幻想にうなされて現実味がないのである。

ルックスは福田や麻生元首相よりは映えるが、良く聞いているとまともなことを言っていた。しかし、鳩山首相はまったく浮世離れしたのらりくらりの抽象的な答弁で、具体性に欠けているところは、短期で終わった細川、村山元首相に共通する。メディアも有権者も期待感をもっていて、この脆弱さにまだ気づいていない。自民党の安定しない首相交代が、国民にそれほど絶望的に見えたことも確かだが。

最も不安なのがこの政権が外交・防衛に疎いことだ。以下のチャンネル桜の番組にヒントを見つけた。


【福山隆】何を目指すのか?「迷走」鳩山外交検証[桜H21/10/22]

普天間飛行場移転問題一つをとっても、首相、岡田外相、前原国交相、北沢防衛相では発言がちぐはぐで先延ばしを続けている。国家戦略局とまともな名前をつけても、外交防衛ではない行政や国内政策のようで、しかもまだ機能していない。菅直人は組織をつくることが楽しいだけで、作ったら何もしない子供の積み木ごっこのようだ。

一度自衛隊に体験入隊でもして恐い目に遭ったら寝ぼけた目つきが変わるだろう。鳩山、岡田、輿石、千葉…アフガンに行って地雷処理して来いといいたい。

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