但州湯嶋道中独案内と筑紫紀行巻九(城崎道中記)

Kojiyama/ 2月 28, 2016/ ねっとで風土記/ 0 comments

豊岡市立歴史博物館主催のとよおか市民学芸員養成講座応用編で、昨年から「候文に慣れる」「くずし字に慣れる」「古文書の整理方法」を学び、今月は同じシリーズで「古文書の解読」が2月27日から始まった。

「但州湯嶋道中ひょう案内」は、江戸時代の城崎温泉ガイドブックのような携帯用に小さな冊子である。

温泉効能の概略、城崎温泉の行き方・温泉繁盛の由来・五つの湯の紹介・付近の観光地がまとめられている。江戸時代後期、お伊勢参りをはじめ庶民はまだ御講での旅が広まったのであるが、これは観光ガイドブックのはしりとして面白い。今も昔も大して人々の文化度は変わりないばかりか、江戸期の文化度の高さは、同じ発音でも微妙に字を使い分ける仮名遣いが、現代のひらがなより豊かであったし、心や想像は豊かであったと思うのだ。

ちょうど数年前にネット検索で出会った「筑紫紀行」を再度養父神社や気多郡以外すべてを解読していた。同じ早稲田大学図書館蔵である。
難解なくずし字は解釈が間違っているかもしれないが、大きくは違ってはいないと思う。

それをさらに村々の当時の様子を克明に記したのが、以下の紀行文である。

筑紫紀行巻九より

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