友人の訃報
昨年暮に年賀状の季節を迎え、喪中はがきが届き驚いた。年々喪中はがきが増えているので最初は、本人だと思わなかった。
同じ高校で同じ大学に入り、同じ下宿で過ごした城崎の友人がいた。十年以上会っていないので、年賀状を書く季節になり、どうしているんだろうと思っていた。便りのない事は元気な証拠であろうと。
それは、その友人の死去の喪中はがきだったのだ。昨年7月に亡くなっていたことも、入院していたことも全く知らなかったのだ。
昨日は、せめてお線香をあげたいとお宅へお邪魔したが、あいにくお留守だった。夜に奥様から電話をいただき、すでに十数年前にも手術をして、完治していたと本人も家族も思ったいた事を聞いた。55歳にもなると高校の同級生に会うことも同窓会ぐらいで、余りにも後悔の念に駆られている。