正論 「「保守」の正念場が我らが戦いの決意」

平沼赳夫元経産相と古屋圭司衆議院議員(自民党)との対談『正論5月号』
「保守」の正念場が我らが戦いの決意
古屋:民主党には「経済無策」「公約違反」「基地問題」「教育への日教組の介入」「国家観の欠如」という深刻な「5K問題」があります。
-その危うい「5K問題」に日本を引っ張り込もうとしている中心人物が鳩山首相と小沢幹事長の二人です。
平沼:現住所は民主党だけれども、二人とも本籍は自民党田中派ですよ(笑い)。政治家としての信念に一貫性を問うとすれば、いったい彼らの頭の構造はどうなっているのか。
与謝野氏が鳩山首相を、“平成の脱税王”と言ったけれど、そうした恥の感覚が鳩山氏にあるのだろうかと思います。私事になるけれど、いまから50年ほど前、ラーメン一杯40円くらいの自分に亡くなった母親が千円くれたことがありました。いまでもそれを克明に覚えています。12億6千万円ももらって、いかに弁護士から言われているからといっても「知らなかった」で済ませてしまうとしたら、成年男子としての恥ですよ。その感覚がない者が総理大臣になる資格があるのか。
小沢氏は重要な政治イシューにおける発言が二転三転しすぎる。彼はいま国連中心主義の外交などということを言って、給油活動を行っていた自衛隊をインド洋から引き揚げさせてしまったけれど、かつては何を語っていたか。
(中略)
外交・軍事的には一人前でなくともよく、軽武装で経済大国を志向すればよい。そうした考えを「吉田ドクトリン」の造語で称えたのは国際政治学者の故永井陽之助氏でしたが、この「ハンディキャップ論」と真っ向から対立する「普通の国家論」を声高に主張したはずなのが小沢氏です。
それがいつの間にか変心し、鳩山首相や岡田克也外相らと同じ空疎な「友愛」の歌を唄う仲間の一員になった。憲法改正、集団的自衛権の行使、日米安保条約の堅持、それが日本の国益につながると言っていた小沢氏はどこへ消えたのか。それとも自民党にいるための方便だったのか。
-そういえば、第一次湾岸戦争のときに多国籍軍(米軍)への130億ドルの支援を事実上決めたのは自民党幹事長時代の小沢氏でしたね。
平沼:そもそも国連というのは、先の大戦に勝った連合国がつくった信託組合のようなものです。「国際連合」などと訳すからいかにも公明正大な機関のように思うけど、未だに枢軸国だった日本、ドイツ、イタリアなどに対し、安全保障面において例外的な行動を認めた国連憲章の条項として「旧敵国条項」がある。つまり宣戦布告をしなくても戦争を仕掛けることができるというものです。いわば日本は戦後この足かせをはめられたままの状態になっている
。それでいて分担金は律儀にアメリカに次ぐ巨額を負担しているわけです。(中略)
なぜ小沢氏はこういういびつな国際機関をわが国の外交、安全保障の中心に据えようというふうに変心したのか。あるいはそっちが本心だったのか。とにかく支離滅裂としか言いようがない。(中略)
古屋:異様です。鳩山首相や小沢幹事長はそれこそ言いたい放題なのに、党内からはそれに疑問を投げかける声は聞こえてこない。自戒を込めて、自民党内でこんな対応をしたら執行部がいなくなってしまいますよ(笑い)。最近、北朝鮮でデノミに失敗した幹部が金正日の鶴の一声で銃殺処刑になりましたが、小沢氏による粛正は、北朝鮮を想起させます。
(中略)
なぜこうした危うさが国民に伝わらないかというと、やはり責任は民主党との対立軸を鮮明にしなかった自民党の姿勢にあったと考えざるを得ない。きっと保守の旗がくすんで見えたのでしょうね。
平沼:本来の保守支持層が自民党から離れ、行き場のないままに漂流していると思います。少しは民主党の保守派に流れたでしょうが、大半はいわゆる無党派層という政治に対する無関心層に吸い込まれてしまったのではないか。
(中略)
グロ-バリズムへの適用の名の下に竹中平蔵氏らを重用した小泉構造改革によってもたらされたものが市場原理主義や拝金主義の跋扈(ばっこ)であり、それが共同体を動揺させ、地方を疲弊させ、格差を拡大させた。そこを「国民の生活が第一」を掲げる民主党に衝かれたわけです。その欺瞞と危険性を国民が見抜く余裕がないほどに自民党が国民を疲弊させ、失望させてしまっていた。私はこんなふうに見ているのです。
そしてそう考えると、自民党に代わる新しい受け皿を作らなければこの日本は再興できない。いまの自民党では立党の精神の再生はできないでしょう。この夏の参院選挙で民主党に単独過半数を取らせないこと。そのために自民党と協力してもいいけれど、最も注力すべきは第三の、国民が納得する受け皿を作っていくこと。いま政治家としての私の使命はそれに挺身することだと思っています。
古屋:自民党の立党の精神、その再生を掲げる声が自民党のメインストリームとして出てこなければならないと思います。私も平成17年の郵政選挙では造反組として自民党を離れて戦ったわけですが、保守とは何かという問いかけ、自省を忘れたところに惰性としての保守もどき政党の自民党があった。あるいは改革のための改革を掲げる構築主義というか、そんな存在になってしまったように感じるときがあります。保守の掲げる改革は、この日本の国柄やふるさと、地域共同体や家族を守るためのものでなくてはならない。
私は自民党にあって、山本有二、鴨下一郎、衛藤晟一、古川禎久という四人の同士とともに「のぞみ」という政策集団をこの一月に結成しました。立党の精神に戻る。真の保守主義をもう一度甦らせるために、はっきりものを言っていこう、行動していこうという集団です。たった五人ですが、上手を言って迎合することで保身をはかろうという仲間は一人もいません。
(中略)
平沼:民主党はもちろん、旧来の自民党とも一線を画した保守本流の第三勢力を築き、それを橋頭堡に衆参両院で単独過半数を占めようとする民主党を押しとどめることに尽くします。その経過の中で古屋さんたちと連携することがあるかも知れません。危惧すべき現状を打破し、ともに愛するわれらの日本を守っていきましょう。

この正論での対談を本日読ませていただき、マスコミはいろいろ言いますが、平沼赳夫氏はぶれていないと思います。
最近何かと龍馬を引き合いに出される議員がおられるのですが、龍馬は龍馬です。
龍馬の名言を借りれば、こうだと信じています。
世の中の人は何とも言わば言え。我が成すことは吾のみぞ知る。
平沼氏のお声がかすれて聞き取りにくいのは、郵政選挙直後の平成18(2006)年、脳梗塞のため12月から入院。このことは平成19年(2007年)1月に明らかにされ、後援会の説明によると症状は軽く意識もはっきりしており、同年2月22日退院した。その後も政界復帰へ向けて咽喉と歩行の状態の改善に向けての治療など身体のリハビリを続け、同年5月10日に衆議院本会議に出席し、政治活動を再開されたためです。
一点だけ、HPをこの際積極的に活かしていただきたいと思います。
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