夫婦別姓反対・家族の絆を守る国民大会

/ 3月 23, 2010/ トピックス/ 0 comments

鳩山内閣の支持率が30%にまで下降を続けている。また、自民党の支持率が戻らない、こればかりを報じている。しかし、問題は他にある。この内閣はでたらめで体をなしていないことだ。一刻も早く解散させなければ国民にプラスに働かないばかりか子ども手当などで負債がかさむだけである。

民主党はマニフェストに載せていない「外国人地方参政権」「選択的夫婦別姓」「人権擁護法案」という数々の憲法に関わる危険な法案が、国民に知らされず国民投票にもよらず、強行採決によって可決されようとしています。マスメディアは憲法の国民主権に抵触する国家にとって危険な法案を伝えようとしない。

それに中心的に関与している千葉景子法相は、就任以来法相の職務である死刑を執行していない。死刑制度廃止に賛否はあるが、現行制度上は何人も殺人を犯した極悪な重罪人には最高刑として死刑が定められており、廃止が決定されていないなか、個人の思想で法務大臣の職務を停止していいものではない。それならば最初から法務大臣の任命を受理しなければ良かったのではないだろうか。職務怠慢である。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成22年(2010年)3月23日(火曜日)
        通巻2915号 
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 普天間基地問題は米軍の居直りでお終い
  もっと懸念すべきは新党乱立で民主党が漁夫の利、小沢の高笑い再び?
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 普天間基地移転はすでに橋本政権のときに決着をみている。
 外交の基本問題は継続性であり、相手といったん約束したことを政権が変わったからといって覆すのはベトナムとか、アフガニスタンの前近代の政治となんら変わりはなく、国際政治の信用を得られない。

 米国はすでに鳩山政権を見限っており、どう騒ごうが、せせら笑っているだけ。普天間基地で居直りを決めれば、それで済むことである。
 奇妙なことに中国もこの問題では東京の動きを欣快とはせずワシントンの反応をみている。

昨今の米国の対応はと言えば鳩山ブレーン寺嶋某の根回しのための訪米では誰も会見に応ぜず、オバマ大統領はコペンハーゲンでも鳩山首相との会見を拒否、キャンベル次官補の訪日キャンセル、極めつきの冷たさ。
次の日米首脳会談も流れる見通し。

 鳩山政権がなした失敗の数々は取り返しがつかないほどに日本の対外信用を失墜させ、これからの日本の存在そのものを危殆に瀕せさせた。
 かくも耐え難き存在の軽さ!

 第一に敵と味方を見誤った。同盟国=米国と敵対し、教科書、歴史認識などで本来の敵である中国の軍門に下り、アジア諸国を日本から離反させた。

 これは外交史上にのこる愚挙である。
 
 第二に日本の伝統を踏みにじり、天皇伝統に背を向けて、外国へ祖国の権益を売り渡した。外国人参政権問題ばかりではない。いわゆる「子供手当」は外国人のたとえば研修生で子供が外国にいても適用される。一方で日本人の失業者には対策らしきものがない。大学新卒の雇用機会は失われ、企業は倒産寸前、トヨタは世界に孤立しているのに自国のことより外国のために汗を流し、自国民の失業対策に動く気配さえない。

 第三は閣内に「外国の代理人」のごとき人々を引き入れ、国家解体プログラムの工程表でもあるかのように日本の古き良き伝統をひとつひとつ破壊し続けている。

 かろうじて国民新党亀井大臣の存在が破滅から一歩、政権の毀損を回避させている。

 ▲「国連中心主義」は悪魔の陰謀の隠れ蓑

 男女共同参画の延長線上から発想されたのが、フェミニズムの暴走。つまり夫婦別姓である。

 子供の人権から発想されたうえに選挙対策のばらまきが重なったのが、子供手当。友愛と国連の平和が重なって出てきたのが東アジア共同体。
 いずれも仮面であり、裏面に潜む日本解体の謀略はものの見事に隠されている。

 これらは「国連中心主義」という戦後日本の主体性の欠如を欺瞞的におぎなってきた他律に政治が逃げているからで、自国の救済という政治本来の目的を見失うと、こういう子供じみた発想しか浮かばない。
 国連は幻想にすぎない。

 それにしても鳩山首相は「耐え難い存在の軽さ」と証明する、劣化日本を代弁する存在である。かれはスタンフォード大学で確率理論を専攻したことは知られるが、論文はモロトフ理論を敷衍したものである。
 当該理論の概要はと言えば「過去の出来事に囚われず直近の出来事だけでものごとを決定し、近未来を予測する」ところになる。
あろうことか、これを政治決定にも応用し、鳩山首相はそれで次の方針を決めるのだ。

つまり過去五十年の安保体制は考慮の対象からはずし、直近の政権交代、マスコミの報道、世論の変化、沖縄の感情と党内事情を判断材料として、普天間基地の見直しを決める。情勢の変化でころころと方針が変わるが、長期的ヴィジョンはない。

 これは天気予報の判断材料として十二分に応用されている。天気予報が十二時間以内のことはほぼ正確に当てるが、七十二時間となるとこころもとなく長期予報は殆どがはずれる。というより一週間以上の予報は出せない。

 鳩山は政治家になるべきではなかった。天気予報士になっていれば、おそらく日本一だったろう。小沢は不動産、それも投機的不動産業がもっともふさわしかっただろう。

 政治を志してはならない指導者に日本は舵取りを任せている。国が滅びに向かうのも宜なるかな。

 ▲保守新党に国民の期待が集まるのは当然だろうが。。。

 鳩山邦夫のフライング=新党結成構想はご愛敬にしても、保守の本命=平沼新党がモタモタしている間に中田宏、山田宏らの新党「志民会議」が参議院選挙直前の新党結成が本格化した。

 くわえて渡邊ジュニアの「みんなの党」が十議席獲得を射程に動く。
ほかにも与謝野、桝添らが新党結成の動きを見せており、国民の多数は保守新党への期待を漠然と抱いている。

 けれども現時点で見る限り近未来は却って暗い。

 なぜなら保守新党の乱立は反小沢票を明瞭に分散させるため、選挙区の仕組みから分析すれば民主党が漁夫の利を得るチャンスが大きくなる。
ふたたびの小沢の高笑いが聞こえるようだ。

あまつさえ読売新聞のナベツネあたりが盛んに永田町の舞台裏で画策するのは新保守合同。この鵺的で隠微な流れは危険である。なぜならナベツネは共産主義をまだ捨てていないからである。

数をたのみに民主党を野党においこむお膳立てとする向きもあるが、でてくるのはたとい小沢民主を少数派に追い込んでも、でてくるのは民主党にたぐいするリベラルのお化けでしかあるまい。

 自民党の復活はシナリオとしても、問題外だろう。

スポーツ選手、芸能人、美人すぎる市議なんぞ。真面目な候補者を選定する能力が希薄であり、そもそも谷垣新総裁は党を主導する能力に欠ける。桝添ら左翼勢力を党内で暴れさせるだけで、数人の落伍者さえ思いとどまらせる組織力、求心力を無くしたようだ。

 ▲救国統一戦線の提唱

組織というものは裏切りを許さない筈であり、三島由紀夫がいみじくも言い残していったように党に不満があれば切腹するのが武士の作法。民主へ走った議員を報復する力もない組織は、自壊せざるを得ないのではないか。

 だが、自民党を日本国家・民族の理想を糾合する共同体の代弁者と考えること自体が間違なのである。

とうの昔からタレント議員をそえて数あわせだけを目標として、基本の綱領だった改憲を言わなくなり、いや国家国民を語る政治家は稀となり、大事なことを先送りし、業界団体に票割りを繰り返して多数派だけが目標としてきたわけだから自民党は利益共同体に成り下がっていたのだ。

とうに理想やイデオロギーや政治理念を投げ捨てて、目先の利益誘導のためには党中枢を極左に明け渡し、宗教セクトとも野合してきた。

 すると次の参議院選挙で考えるべきことは「救国統一戦線」である。
 少数選挙区では自民党を含めての保守合同で民主党を完敗へと導かなければならず、比例区でそれぞれが保守新党としての候補を立てるというような喫緊の対策が選挙戦術上に必要だろう。

常軌を逸し危険な鳩山民主党体制
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          東郷 勇策

国民投票制の法整備を!

政権交代を果たして以来のここまでの約半年間、民主党及び鳩山政権の
予想されていた通りの特殊な実態が多々見えてきました。

根幹政策において当に常軌を逸した存在であることが益々明らかです。
うんざりするほど多くの問題点があり、枚挙に遑はありませんが、ここ
では、私が根本的に容認できないと確信する問題点だけに絞ってみましょ
う。

 1.理念なき、無定見な国家防衛・安全保障政策

元自民党から極左までの、数集めを旨とした、野合の集団であるため、
国政の根幹であるべき国防・安保に関する統一理念を結党時から構築で
きていず定見もない。

従って、国益の確保・護持という意識が希薄で、日米安全保障条約の軽
視や亡国的法案制定への意欲に繋がる。

在沖縄米軍基地問題の対応に見られるが如く、我が国土・国民を護るべ
き責任感がまるで見えない、当に政権担当の資格に欠ける政党である。

 2.コミンテルン体制の亡霊に支配される左翼体質

自由民主主義に完敗し、冷戦体制の崩壊と共に消滅した筈の共産主義の
亡霊が、雌伏の時を経て民主党という政党の中に蘇ってきている。
その志向する方向は、共産主義社会であり又、一党独裁体制であるある
ことが判然としている。自治労や日教組といった支持母体にもそれは顕
著。

 3.反国民的そして亡国的体質

自民党に対する小沢幹事長の強い怨念を背景にしているのか、常に党利
党略優先で、国民権利の擁護者としての姿勢も意識も見えない。「生活
第一」はポピュリズムゆえのスローガンに過ぎないことは、同党が推進
に努力する政策から明らかである。

 A)国家・国民の安全を護る、 B) 国益・国民権利を擁護する、 C)
民主主義の下、自由で豊かな社会を築き維持し発展させる・・・この3つ
は、我が国の国政の根幹であり、政権選択投票に於いて最大の考慮を払
うべき肝要な判断基準であると私は信じて疑いません。

長い歴史と豊かな伝統・文化を誇る日本という国を現在の国民に保障し
そして子々孫々に引き継ぐために、必要不可欠な条件です。

如何なる美辞麗句・撒き餌を並べ立てられようとも、根幹に関する判断
を誤って妥協することがあってはならないと考えます。

その意味で、政権掌握後に露呈したこの内閣の問題点から、民主党の昨
夏の総選挙がもたらした政権交代は、豊かさに安住し深く考えることも
なく利害得失を判断の基準とする愚民が撒き餌に釣られた結果であり、
実現してはならないものでした。

小選挙区制がもたらした、民意と実態以上に乖離した結果でもあります
が、私が信奉する民主主義の根本的な欠陥がここにあります。さりなが
ら、民主主義に代替し得る政治制度は考えられず、国民の覚醒、意識の
深化を願うしかありません。

自民党長期政権の結果、政官業の癒着が常態化し、腐敗が多発したこと
に人心が倦み、現状打破が求められたことは良く理解でき、ある程度は
共感もできましたが、私は、この根幹3点に照らしての総選挙での民主党
支持の危険性を訴え続けました。

偏向したマスコミの煽りに近い報道に影響された所為もあるのでしょう
が、悔しいことにかなりのインテリ層でも、「ここは政権交代しかない」
の一点張りで耳を傾けてはくれませんでした。

外国人地方参政権の問題を訴えても、「えっ、そうなの?しかし、そん
なことより現状変革が大前提だ」と一蹴された結果が、現政権の“体を
なさない政権”の姿です。

空母建造など、支那の異常なまでの軍備拡張には強い警戒感を抱かざる
を得ませんが、為政者が無警戒であることが理解不能です。台湾併呑だ
けが目的ではなく、大いなる野望が潜んでいると見るのが常識的でしょ
う。

戦前に我が国に国土を蹂躙されたと歴史を捏造して反日教育を推進する
共産党独裁国家の指導層が、心底に何を考え意図するのか最大限の警戒
を向けて情報収集に努め分析し、対策を講じるのが為政者の義務です。
それにも拘らず、支那に阿る対応を続け、普天間問題の解決をたな晒し
にして日米安保を危機に陥れ、防衛費を削減するなど、狂気の沙汰と言
わざるを得ません。

地球上では友愛は夢物語、笑顔はいつでも戦争に豹変可能であり、お花
畑の空論は亡国に途を開くものです。

永住外国人への地方参政権付与法案、外国人住民基本法案、子供手当て
の対象拡大など、この政権が心を向ける対象は自国民が主ではないよう
です。現実世界から遊離した観念上の世界で理想論を弄び、善意を披瀝
しては自己陶酔しているに過ぎないため、擁護すべき国民の権利を毀損
する方策に血道を上げていることも理解できないのでしょう。

選択的夫婦別姓法案を閣法として上程すべく首相自ら亀井大臣を説得し
たことが明らかになりましたが、国民の半数以上が反対するゆえにマニ
フェストに記載することも憚った「家族崩壊法案」になぜ斯くも熱意を
示すのか、不思議でなりません。

コミンテルンが画策した我が国の戸籍制度破壊に繋がることは、自明の
筈です。

耳障りの良い政策である子供手当や高校授業料無償化も、大きな問題を
含みます。子育ては本来、親の義務であり、社会全体の義務と言うのは
同意できません。財源を顧みない「ばら撒き」政策は、国の将来に禍根
を残しかねません。

厳しい経済情勢の下で限りのある税収の下での血税投入は、困窮家庭の
教育資金の補助に限定するとか保育所の増設に投入するとかでないと、
国民の理解は得られないでしょう。

外国人労働者が本国に抱える養子を含む子供への手当というのは、余り
に恣意的で野放図な血税の乱費であると私には思え、ましてや、我が国
の公的支配下にはない朝鮮学校の生徒への授業料無償化は明確な憲法違
反であり言語道断の暴挙です(加えて、北朝鮮の方針に従っての反日的教
育とか拉致問題との関連といった問題もあります)。

このような政権は一日も早く退陣してもらいたい!

我が国ではスイスのような国民投票制は法整備されていませんが、国論
を二分するような問題、或いは多数の国民が反対していると見られる提
案の法制化は、国会議決によるのではなく、国民投票を実施して決すべ
きでしょう。

小選挙区制による議席配分は、実態と大きく乖離する危険があり、結果
が民意であると考えるのは大きな齟齬をきたす可能性があります。
小沢一郎を始めとする民主党幹部の強権的な姿勢には、「数の力」に依
拠して民意を無視し、法案成立を強行しかねないという恐怖感さえ覚え
ます。

一定数(或いは割合)の国民の請願に基づいて実施するという形での国民
投票制の法整備は、保守、リベラルの何れにとってもメリットがあると
思われ、受容可能であろうと期待します。尤も、国を想う人間には議論
の余地のない全うな提案であろうと自負するのですが・・・。

ブログ「台湾は日本の生命線!」 永山英樹(台湾研究フォーラム)
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/
民団新聞「参政権要求」への反論―懸念される韓国人「事大主義」の中国への呼応
ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1093.html

■鳩山首相は韓国スターと参政権を語ったか   

在日韓国人社会で低下する求心力を回復するため、外国人地方参政権の獲得運動を強化しているともされる在日本大韓民国民団。日本に「相互主義」を押し付けるため、先ずは本国に要求して、在韓外国人への選挙権の付与を一度だけ「試行」する法律を制定させたのだから、大変な勢いだ。
日本生まれの李明博大統領は在日韓国人への選挙権付与は必要ないとの考え。同じように理性ある在日も多いとされるが、そうした常識的考えなど、一顧だにしていない。

二月二十五日には日本人女性にもそこそこ人気の韓国人男優、李瑞鎮(イ・ソジン)さんを民団広報大使に起用した。日本人の民団への警戒心を解くためのソフトパワー行使の策略と見られている。

鳩山由紀夫首相の夫人も大ファンの一人だ。三月十七日には李瑞鎮さんを首相公邸に招き、夕食をご馳走した。その際鳩山首相はこの広報大使に、参政権付与に関するいかなる約束をしたのだろうか。
実は李瑞鎮さんは広報大使の就任前から夫妻と交友関係にあるらしい。民団による起用とそれとは、はたして無関係か。

■「参政権反対」運動は「攘夷」だと

参政権付与に反対する日本国民に対する民団の批判は強烈だ。民団新聞(三月十七日)の「『攘夷』か『開国』か再びの日本―桜田門外の変から150年」(原文ママ)と題する記事を見てもそう思う。

幕末期、水戸の志士たちが、勅許を得ずに外国と条約を結んだ井伊大老を桜田門外で襲撃した壮挙から二十四日で百五十年を迎えるわけだが、記事は「攘夷と開国の間で凄まじい葛藤があった往時と、永住外国人地方選挙権問題で見せる現在の日本の姿はよく似ている。ミニチュア現代版といって過言ではあるまい」と書く。

つまり「永住外国人が日本の安保を阻害するかのように主張する反対運動は特に、幕末の攘夷運動をほうふつとさせずにおかない」と言うのである。

もちろん攘夷運動を讃えているのではなく、盲目的なテロ行為と見た上での批判だが、とにかくこうした乱暴な見方に満ちた文章だ。

■民団は「内なる外圧」を演じている

たとえば、
―――日本人はよく、第1の開国=明治維新、第2の開国=敗戦後の復興の、その決定的要因はともに外圧によるものであり、自らの未来ビジョンとして積極的に打ち出したものではないと言う。

―――そして、こうした歴史的経緯を踏まえながら、日本自らが積極的に国際的な共生時代と向かい合い、内なる国際化を進めようとの「第3の開国」論をオピニオン・リーダーらが唱え始めてからも、相当な期間が経過してしまった。

これらはご都合主義の主張といえよう。民団は自ら「内なる外圧」となって、「第3の開国」なるものを求めているのではないのか。

■日本を「ガラパゴス化」から救うとか

―――しかし、この第3の開国論は現実的な要請に基づくものだけに、時を追って力強くなっている。

「現実的な要請」があると主張するが、いったい如何なる「要請」なのか。そのキーワードは、「グローバル化を阻む『ガラパゴス化現象』からの脱却」だとか。

―――あのゾウガメやイグアナで有名なガラパゴス諸島は、どの大陸からも隔絶されているため、独自の進化を遂げた固有の生物が多い。その独自性がゆえに、また外部との交流が閉ざされているがゆえに、他所で生き抜く術を持たない。今では急な環境破壊によって、絶滅の危機すら憂慮されている。

日本に関して「絶滅の危機すら憂慮」とはずいぶん極端な表現だが、在日韓国人が参政することで、日本はその「ガラパゴス化」から免れることができるのか。

これは誰もが抱く疑問だろう。

■本国政府に対してすべき日韓「共生」の要求

しかし記事は続く。

―――ガラパゴス化現象から脱却するために、まず世界に対して門戸を開き、自らも世界に出て行く。競争に勝ち抜くというより、世界と共生していく発想が要求されているとする。

だが「共生」と言うなら、まず本国政府に日本との共生を求めるべきだろう。たとえば竹島の不法占拠の停止を要求し、対馬領有の主張を撤回させるべきではないのか。

それをしないからこそ、在日韓国人への参政権付与が危険視されるのだ。

■「ゾウガメやイグアナ」はむしろ韓国人

そもそも日本は十分、世界に「門戸」を開いている。韓国に対しても交流優先、摩擦回避の姿勢で、竹島問題や歴史問題等で、精一杯妥協姿勢を示し続けている。在日韓国人に対しても、寛大すぎるほどの特権を与えているはずだ。

ガラパゴス化が心配されるとすれば、日本以上に韓国の方だろう。もっと「外部との交流」をしてはどうか。日本との歴史観交流であるとか・・・。
マスコミが天皇陛下をわざわざ「日王」と呼ぶのも、国際儀礼上、早急に改めるべき韓国の「独自性」だ。

東南アジアでも北米でも、韓国出身者は、日本出身者よりも評判が悪いとされるが、それはやはり「ゾウガメやイグアナ」のような「独自性」を改めることができないためではないだろうか。

■見習うべき在日台湾人の懸命な努力

こんなことも書いている。

―――これまでの第3の開国論は主として、外国人を活用する立場のみから論じられ、外国人の自尊心は顧みられていない。

民族意識を煽って砂の如き国民をまとめるべく、日本を「敵国」に設定して「活用」し、日本人の「自尊心」を傷つけてきた本国政府こそを非難するべきだろう。

―――地方選挙権を求める永住外国人を、日本の内なる国際化を進めるカウンターパートと見る視点が欠落している。

「カウンターパート」と見られたければ、本国と自分自身らを先ず糾した方がいい。

在日台湾人の多くは日本の社会、国民の文化、価値観、感情を尊重することに懸命な努力を払い、日本人との信頼関係を築いてきた。在日韓国人にもそうした努力を行う余地がまだ残されているのではないか。

■石原都知事に噛み付く場合か

変に難しいことも書いている。

―――既存の諸構造が流動化しているのに新たな理念が確立できない状況は、民族・国民の誉れの真の代表を自認もしくは僭称する者たちが、アイデンティティを特定の目的に動員し、異質な他者を排撃しようとする動きを生みやすい。

これだけ読めば、韓国や中国の排外運動のことかと思うが、実は日本のことを言っているのだ。

―――日本にもそうしたアイデンティティ・ポリティクスの傾向は根強くある。外国人を公然と敵視する言動を続け、外国人の騒擾を想定して陸海空の自衛隊を動員した石原都知事のパフォーマンスはその典型だ。

これはおそらく二〇〇〇年四月、石原慎太郎都知事が陸上自衛隊の記念式典で、「三国人、外国人が凶悪な犯罪を繰り返しており、大きな災害では騒擾事件すら想定される」と発言したことを指すのだろう。

当時在日韓国人の間で、「三国人」の三文字に反撥の声が上がったが、石原氏はたぶん、もっと「凶悪」な別の国の人々を指していたはずだ。それでもヒステリックに噛み付くことが、韓国人の「独自性」だと言うなら、これはもはや仕方あるまい。

もしあの時、在日韓国人が誇り高く、「大災害の際、我々は日本人とともに救援、復興に協力する」と訴えていれば、日本人との「共生」の道はさらに広がったと思うのだが、残念である。

■韓国人らしい歪んだ日本人観

―――永住外国人地方選挙権をめぐって、「朝鮮人は出ていけ!」と連呼し、付与推進議員に恫喝を加えるウヨクを煽り、永住外国人が日本の安保を阻害する存在であるかのように決めつける付与反対論者も同類である。

竹島、対馬、歴史観等の問題で本国の政府、国民を批判しない限り、在日韓国人は「安保を阻害する存在」と見られる。これも仕方のないことだ。
―――日本人を自分たちの価値観に基づく《日本人》として固めるために外国人をスケープゴートにし、永住外国人をますます周辺に追いやろうとする言動を攘夷と言わずして何と言うべきか。

これなどは「韓国人を自分たちの価値観に基づく《韓国人》として固めるために日本人をスケープゴートにし」てきた韓国人らしい、歪みきった日本人観だ。

江戸時代を見ても戦時中を見ても明らかなように、日本人は外国が及ぼす国家への脅威に危機感から平和ボケから目覚め、それで初めて攘夷思想を激発させてきた。穏やかに社会秩序を守る在日外国人に対してなら、無闇に攻撃などしない。

だからそれに続く以下の主張、つまりこの記事が一番言いたい部分だが、これもやはり聞くに値しない。

―――これは必ず、過激分子が桜田門外で井伊直弼を襲撃したように、日本社会への刃となり、第3の開国を遅らせて日本の未来を危うくする。

■運動停止で「敵」でない証を

日本人は永住外国人にさまざまな特権を与えても、「ますます周辺に追いやろう」などとはしていないはず。選挙権付与の反対派ですら、「選挙権が欲しければ国籍の取得を」などと親切に勧めているわけだが、それでも「攘夷」だと日本人を非難するなら、その前に自分たちが、在日韓国人は日本に仇なす「夷」などではないと、身を以って示すべきだろう。

そしてその証の第一歩となるのが、外国人地方参政権の要求運動の取り下げだ。
まず日本の憲法が参政権付与を禁じている以上、それを重んじるべきである。
そしてさらにはこの日本社会を、すでに数では在日韓国人を上回っている在日中国人の影響力から守るためにも、外国人参政権に反対しなければならない。

■中国の前での日韓連帯が共生の道

中国側は国威発揚のため、長野の聖火リレー現場と同様、ソウルでの現場でも大量の中国人を動員したが、あの光景を想起するべきだ。

中国人の暴力行為は長野よりもソウルで熾烈だったが、あれはもしかしたら日本人以上に、韓国人を見くびっていると言うことではないのか。中国人が韓国人の中国に対する抜き難い事大主義を知らないはずがない。

明治時代の日本人が脅威としたのは清国やロシアだけではなかった。そうした大国に擦り寄る韓国人の事大主義もまた然りだった。

こうした経験から、中国の脅威が今後ますます増大化するなか、一つの懸念が日本人の間で抱かれることだろう。

それは「韓国や在日韓国人は、またも中国に同調し、呼応し、寝返って、日本を裏切るのではないか」と言うものである。

民団をはじめ在日韓国人は、日本人と連携して中国の動きを警戒するべきだ。「韓国人はあくまでも日本人とともに東アジアの平和を守る」との意志を示し、日本人の不安を解消し、信頼を抱かせてはじめて、真の日韓「共生」の道が開かれるのではないか。

拙者註

弥生時代に日本列島にやってきたのは中国の秦・漢人が戦乱から逃れて遼東半島などから船出して、朝鮮半島づたいに半島南部に住み着き、同様に対馬・壱岐・九州北部に住み着いたのだ。もう一つのルートは、中国江南(長江南部の上海付近から南)から台湾、沖縄など南西諸島、九州南部からで、そのころ半島にも日本にもまだ国は成立していないから人びとはボーダーレスで、朝鮮半島、日本列島に文字(漢字)、水田稲作、鉄器、織物、木造建築、米による酒つくりなどを伝えた。しかし半島から伝来したというのは朝鮮半島からみた考えで、今日の国家像からみる固定観念であり、単なる通過点に過ぎないのだ。

当時魏志倭人伝にある倭人と呼ばれていた人びとは、国境などなかったころの東シナ海一帯の文化圏に住む人びとのことであると思われている。国家が成立後に半島から渡来してきた人びともいただろうが弥生時代を含めていずれも少数であり、縄文人も段階的に集団で居住し村をつくり土偶まど神祇をおこなっていた形跡がみられるが、縄文人が渡来してきた人びと融合しながら弥生人となって半島同様、各地に水田の土地をめぐり小国(クニ)が成立していったのである。

半島南部の辰韓(伽耶)・弁韓(のちの新羅)は漢人が住み着き稲作や鉄器、文字を伝えたのは半島も日本も、ほぼ同時期と思われ、その他の高句麗や馬韓(のちの百済)になった朝鮮族のDNAと弥生人の人骨のDNAは朝鮮民族と異なることがわかっているし、半島南部以外の朝鮮族が住む朝鮮半島中部以北及び中国東北部(満州)では水稲作が行われていた形成期はないし、現在でも水田には不適な土地である。同様のDNA研究のように2つは中国山東半島の人骨とよく似ていることが分かっている。仏教を伝えたのは同じ秦、漢人であって朝鮮半島から伝来したというよりルーツは同じである。

西田昌司「敵は鳩山内閣・小沢民主党だ 自民党よ結束せよ!」(2010年03月18日)

1/3【3.20日本解体阻止】頑張れ日本!新橋駅前街宣活動・前半[桜H22/3/22]

3月20日に、新橋駅・SL広場で行われた『頑張れ日本!外国人地方参政権絶対阻止!選択的夫婦別姓絶対阻止!街頭宣伝活動』の 模様をお送りします。 [チャンネル桜 ]

2/3【3.20日本解体阻止】夫婦別姓反対・家族の絆を守る国民大会[桜H22/3/22]
亀仙人吠える
夫婦間だけでなく、必然的に「親子別姓」をもたらし、家族解体を 招くこととなる「選択的夫婦別姓」の導入を盛り込んだ民法改正に 反対の声をあげるべく、 5,100名もの人々が参集した国民大会の模様をダイジェストで お送りします。[チャンネル桜 ]

3/3【3.20日本解体阻止】頑張れ日本!新橋駅前街宣活動・後半[桜H22/3/22]
晴海・ビックサイトで行われた『夫婦別姓に反対し家族の絆を守る 国民大会』の終了後、再び新橋駅前で行われた『頑張れ日本!外国 人地方参政権絶対阻止!選択的夫婦別姓絶対阻止!街頭宣伝活動』 の模様をお送りします。

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