国や民の意識がない金正日と小沢・鳩山はいらない

/ 2月 17, 2010/ オピニオン/ 1 comments

日頃、国民というものは日本人に限らず国家意識が希薄だ。日常生活でいちいち国民などの意識は感じない。それは外国でも同じだろう。グローバル社会になってますます国境の壁は薄くなったが、別に自国が嫌いなわけではない。しかし、パスポートを渡されて外国にいるとき、日本国籍を与えられていることに感謝することができる瞬間だ。また長期に外国で暮らしていると日本人に限らず、母国に対する誇りと愛する気持ちが湧くという。
オリンピックでは選手は国の代表なのだから、このときは自分の国や国旗を意識する。日本や日の丸を意識する。日教組に聞きたいのだ。国旗がだめならどうやって国を識別するのだろうか。日の丸のデザインが好き嫌いかは別問題で違うデザインならいいのだろうか。
しかし、国の政治は国益と国民を意識しないでは行えないのである。民主党連立政権の目先だけの政策がそもそも国柄を基本に置いて政策があるべきなのに、どういう国にしていこうという国家戦略が後回しになっている。そんな思想のない、いや持っていても政権交代の旗印のもと、保守・革新など正反対の理念を隠して寄せ集めした政党だから、国益や国柄ではまとまらないからマニフェスト政策を掲げて、その裏で目先の政策のみを実行しようとするから矛盾が生じる。
しかも最も保守の国民新党、最も左の社民党との連立なのだから。普天間移設にしても社民党は県外・国外というがグアムやサイパンでは、東アジアの安全保障や国防を考えれば地政学上、沖縄周辺になければ意味がないはずだ。感情論で国防はできない。国民の命を守るというならば、子ども手当よりも国防における抑止力こそ最大の社会福祉であることを分かっていない。
大手メディアでも最も気が付いているのは、まともな産経新聞ぐらいだ。国の運営や国民の生活に枝葉末節は時間がモッタイナイところまでさしかかっている。政治がだらしないではメディアの使命は済まない。かつていやが追うにも戦争にかりださせた一翼を新聞・NHKが荷担した罪を自らに問い、国家が二度と危ない状況に、いい加減メディアも覚醒しなければ、誰かのせいではない。国民みんなが悪いのだから。国家の軸が危ないのだ。
どういう将来像をめざすのかという目的あっての手段であり、その目的が明確ではないからほころびかかえてはつくろい、その繰り返しはつじつまが合わなくなる。鳩山首相のブレる行き当たりばったりの答弁が正直だ、自民党政権よりも透明化を目指すからいいのだと、見えているのではないだろうか。
しかし、国同士の交渉の際に、内閣自体の意見がばらばらなことが国益を損ね、また国内経済や国民生活に方向性が見えない不安を抱かせることは、国政として最も避けねばならない愚行であり、幼稚な政権であろう。
民主党幹事長は選挙で勝つことを最優先にしてまるで個人の過去からの怨念を、国盗りゲーム感覚で楽しんで、国政を後ろで操っているかのようだ。選挙に有利になれば、国民ではない人たちに「外国人地方参政権」「夫婦別姓」など国民の基本的な主権に関わる問題である憲法に抵触するような旧社会党の政策を推進しようとしており、また「天皇軽視」と思われる「天皇と中国副主席との引見」を強引にすすめ、また「日韓併合100周年での天皇訪韓」などを、閣僚でもないのに党の幹事長が、しかも日本では言わないで韓国で発言しているのである。
国会議員とは、政治とカネの問題は嫌がおうにも付きまとうようだ。しかし、ポスターや選挙カー、人件費、事務所費など選挙方法は古いし、多額の宣伝費が必要かであり、そもそも国会議員の数の問題や高額な報酬と優遇が必要なのか。選挙制度自体が問題だ。国家財政が逼迫しているのにまず櫂より始めよ、改めよと誰しもが思っている。
ところで、小沢幹事長の不動産は異常な高額だし、過去の政党時代にもらった政党助成金を党首としてどう処理しどこへ消えたのかがいまだ不明確のままだし、鳩山首相の母親からの政治資金も数年に及び異常な額なのに知らなかった、追求されてあとから贈与税を払ったからもういいでは納得できない。自己申告である以上、分からなかったら払わなくて良かったのか。一般的にそれは知っていてもいなくても、計算誤りにより所得が過少となっていた場合や、税法の解釈の誤り、解釈の相違による過少申告、また所得を得ていることを知らなかったり申告手続きが遅れた場合や、その所得が申告すべきものであると知らず放置していただけの場合は通常脱税の範疇に含まれないものとされ、意図的な所得隠しには当たらない申告漏れとして取り扱われている。庶民は確定申告していても税務署は許してくれず、過去に遡って追徴金を取られるのである(私も税理士に依頼して脱税の意志がないにもかかわらず、ほじくり取られる)。
鳩山由紀夫首相が贈与税を申告していなかったことは脱税ではなく申告漏れだが、それ以外にも、忘れてはいけないことがある。鳩山氏の秘書が行っていたとされる意図的な偽装工作(いわゆる「故人献金」)だ。それが立証されて初めて脱税となる。また鳩山由紀夫氏は本件を全く知らなかったと述べているため本人は立件されていない。国民の間では「巨額の献金を知らなかったというのはあまりに不自然」として事実上鳩山氏の脱税とみる向きが強いが厳密には違うという意味である(秘書の罪は政治家の罪ではないとする氏の主張に配慮する場合)
国のトップの政治家である。具体性のない言葉を発し、言うこととやっていることが整合性がとれない。政治家として信条がないこと、信頼が持てないことは、何よりも相応しくない。
韓国の団体が北朝鮮へ風船を飛ばし続けていることで北朝鮮の国民に真実が伝わっているし、デノミ政策でより国民生活に悪影響を及ぼし、不満が高まり、また自殺者が増えているという。金正日誕生日の式典に2年続けて本人が欠席した。金正日の健康もそうとう悪いらしい。北朝鮮政府はかなり狼狽している。核よりも風船が勝つことは、独裁も世論には勝てないことの証明だろうか。
政治もスポーツも右も左もないのだ。あるのは独立国家を守り、発展させ、国民が幸せになるような戦略を立てることだ。軸が肝心だ。
日本は世界最古の立憲君主制国家であることを世界は尊敬している。日本人がその偉大さに気づいていない。日本には天皇という象徴の軸があるから政治が頼りなくても回ってこれた部分はある。しかし政治の軸がぶれていたらコマは回り続けることはできない。選んだ責任は国民であることに間違いない。
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1 Comment

  1. NHK 偏向報道の仕組み

    「日本のこれから」という、NHKの視聴者参加番組がある。

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