龍馬伝と司牡丹

Kojiyama/ 1月 4, 2010/ メディア/ 0 comments

1968年の「竜馬がゆく」以来、42年ぶりの坂本龍馬を主人公とする大河ドラマ『龍馬伝』が始まった。

『新選組!』以来6年振りのオリジナル作品。演出はテレビドラマ『ハゲタカ』(2007年。2009年に映画化)や同『白洲次郎』(2009年)の大友啓史。脚本はテレビドラマ『HERO』(2001年。2007年に映画化)や『ガリレオ』(2007年。2008年に映画化、この作品の主演も福山)等の実績を持つ福田靖。

大河ドラマがいろいろあってもいいが、いささか内助の功とか男女の愛など女性の観点から描かれたものが続いた。いずれにしても、平成維新だとか例えられるなか、『新選組!』以来痛快な大河ドラマがなかったから、2008年に龍馬伝が発表されたときから待ち遠しかった。

坂本龍馬については、偉人のなかでも代表的ヒーローでファンが大変多い。司馬遼太郎の「龍馬が行く」「飛ぶが如く」などでくわしい人が多いので、それをなぞるものでは新鮮みがないだろう。どういう龍馬になるのかを期待している。余談ながら他のNHK番組の前宣伝番組も含めてやりすぎなのではないか。他の番組を犠牲になるからだ。

いよいよっていうか、ようやく第一回が始まった。

『新選組!』以来6年振りのオリジナル作品というから原作を忠実に表現するものではなく脚本によっているからいいのだが、前回「天地人」でも大河ドラマでは主人公の幼少期の回が何回かあるが、今回はその部分が少なく、ドラマ中盤に早くも18歳に成長した福山雅治が登場した。末っ子で幼少期の泣き虫だった龍馬がナレーションであっけないくらいに語るだけだった。桂浜で龍馬と乙女姉さんが剣術をするシーン。いちばん年齢が近い仲良しだった乙女姉さんと剣術の稽古をしたのは幼少期だったはずだ。18歳になった龍馬がいかに乙女さんがいかに長身で大柄だったとはいえ、すでに剣術道場でもかなり腕を磨いていた龍馬の相手になるはずはない。乙女さんは南海キャンディーズすずちゃんに近い感じではないか。

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司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』の主人公とされて以来、国民的人気を誇っている。しかしまた、その事跡についてはさまざまな論議がある。意外だったのは、龍馬はごく「普通の人間」だったということ。むしろ生前より死後に有名になった人物であり、司馬遼太郎の作品を始め、小説やドラマに度々取り上げられる人物ではあるが、それらは実際の龍馬とかけ離れているのではないかという指摘は多い。歴史家の中に、特にそのような指摘をする人は多く、松浦玲などが代表格。ちなみに、龍馬の伝記を書いた歴史家としては、平尾道雄・池田敬正・飛鳥井雅道などが代表的。

<坂本龍馬と司牡丹>

坂本家の本家「才谷屋」は土佐きっての豪商で土佐一円にのれん分けの店が多く、質屋と酒造りがとくに有名。佐川町の司牡丹は最も縁が深い蔵元。「日本を今一度せんたくいたし申候」(超辛口純米酒)、「坂竜飛騰(ばんりゅうひとう)」 、「才谷屋」吟醸(NM)、「船中八策」純米(NM)などゆかりの酒が多い。
(NM)は日本名門酒会

司牡丹酒造、竹村家の屋号は「黒金屋」と言い、慶長8年(1603年)より佐川の地にて酒造りを営んでいました。一方、坂本龍馬の本家「才谷屋」も、質商・諸品売買などと併せて酒造りを営んでいました。「才谷屋文書」によると、才谷屋と佐川の酒屋との間には頻繁な交流があったことが記されており、竹村家には天保2年(1831年)、黒金屋弥三右衛門が才谷屋助十郎から酒林壱軒(酒造りの株一軒分)を買ったという書状が残っています。また、黒金屋弥三右衛門の母親は才谷屋から嫁いでおり、一方、才谷屋八郎兵衛の母親は家系図によると「竹村氏の女」(黒金屋竹村家との血縁は不明)となっています。つまり 「才谷屋」 と 「黒金屋」 は姻戚関係があった可能性があるということなのです。 さらに極めつけは、竹村本家には坂本龍馬の手紙(慶応2年3月8日、甥の高松太郎あて) も所蔵されており、代々受け継がれているのです。
そして、佐川の地は維新の志士を数多く輩出いていること、龍馬の脱藩の道に当たっていること等を重ね合わせれば、「才谷屋」と「黒金屋」、坂本龍馬と司牡丹の関係は、因縁浅からぬものがあるといえるでしょう。司馬遼太郎著「竜馬がゆく」の中にも登場し、司牡丹は龍馬が飲んだ酒として知られていますが、実際は龍馬の時代には司牡丹の酒名はまだ付けられていませんでした。もちろん酒名はまだでも黒金屋の酒自体は存在していた訳であり、前記の通りの因縁の深さから考えれば、当然龍馬もこの酒を飲んでいたことでしょう。

<吉田茂と司牡丹>

1878年(明治11年)9月22日、高知県宿毛出身の自由民権運動の闘士竹内綱の5男として東京神田駿河台(のち東京都千代田区)に生まれる。 1881年(明治14年)8月に、旧福井藩士で横浜の貿易商(元ジャーディン・マセソン商会・横浜支店長)・吉田健三の養子となる。
外交官として中華民国の奉天総領事、駐英大使を経て太平洋戦争中は牧野伸顕、元首相近衛文麿ら重臣グループの連絡役として和平工作に従事し、ミッドウェー海戦大敗を和平の好機とみて近衛とともにスイスに赴いて和平へ導く計画を立てるが、成功しなかった。
終戦後の1945年(昭和20年)9月、東久邇宮内閣の外務大臣に就任。12月、貴族院議員に勅選される。翌1946年(昭和21年)5月、自由党総裁鳩山一郎の公職追放にともなう後任総裁への就任を受諾。首相に就任した(第1次吉田内閣)。大日本帝国憲法下の天皇組閣大命による最後の首相であり、選挙を経ていない非衆議院議員(貴族院議員なので国会議員ではあった)の首相も吉田が最後である。また、父が公選議員であった世襲政治家が首相になったのも吉田が初めてである。1947年(昭和22年)4月、日本国憲法の公布に伴う第23回総選挙では、憲法第67条第1項において国会議員であることが首相の要件とされ、また貴族院が廃止されたため、実父・竹内綱及び実兄竹内明太郎の選挙区であった高知県全県区から立候補した。
直後の朝鮮戦争勃発により内外で高まった講和促進機運により、1951年(昭和26年)9月8日、サンフランシスコ平和条約を締結。また同日、日米安全保障条約を結んだ。日本で5回にわたって内閣総理大臣に任命されたのは吉田茂ただ1人である。
戦後日本復興の立役者、「ワンマン宰相」吉田茂首相もまた、土佐が生んだ偉人でありますが、彼の著書「世界と日本」の中には「味のお国自慢」として以下の文章があります。
『先年、はじめて選挙に出ることになって高知へ渡った際、「土佐の酒はまずいから、よい酒を東京から持っていこう」と語ったことがある。これを伝え聞いた選挙区の有志たちから「土佐には自慢の酒がある」と叱られた。なるほど、土佐に着いて飲まされた酒は上等だった。「司牡丹」という名の酒で、以来その酒を愛用している。』
昭和35年、遊説のために来高した吉田元首相は、司牡丹酒造を訪ね、当時取締役会長であった竹村源十郎と快談しました。この時、現会長の竹村維早夫が撮った記念写真と吉田元首相揮毫の色紙は、今も社宝として司牡丹酒造に所蔵されています。

<司牡丹の由来>

南国土佐、高知市を離れて西へ26km、山紫水明の佐川町は銘酒「司牡丹」醸造の地として名があります。今から約400年の昔、関ヶ原の合戦直後の慶長8年(1603年)のことです。関ヶ原の勲功により、徳川家康から土佐24万石を賜った山内一豊に伴い、土佐に入国した山内家の首席家老、深尾和泉守重良は佐川1万石を預かることになります。その時、深尾氏に従ってきた商家の中には、酒造りを業とする「御酒屋」の名が見られました。深尾家出入りの御用商人で「名字・帯刀」を許された格式ある酒屋です。この酒屋が、司牡丹酒造の前身であります。以来、佐川の地に伝統正しい酒造りが受け継がれ、大正7年(1918年)、佐川の酒造家が結集して近代企業として株式会社を設立。そして佐川出身の維新の志士、明治新政府の宮内大臣も務めた田中光顕伯爵(坂本龍馬、中岡慎太郎亡き後の陸援隊長)は、この佐川の酒を愛飲し、「天下の芳醇なり、今後は酒の王たるべし」と激励の一筆を寄せ「司牡丹」命名。「牡丹は百花の王、さらに牡丹の中の司たるべし」という意味であります。

佐川出身の維新の志士、明治新政府の宮内大臣も務めた田中光顕伯爵(坂本龍馬、中岡慎太郎亡き後の陸援隊長)は、この佐川の酒を愛飲し、「天下の芳醇なり、今後は酒の王たるべし」と激励の一筆を寄せ「司牡丹」命名。「牡丹は百花の王、さらに牡丹の中の司たるべし」という意味であります。

当店https://www.sakezo.com/

自分でも龍馬及び桂小五郎など幕末のあとを巡るのが好きで、ゆかりの地はできるだけまわっています。

国立京都博物館『龍馬生誕百年記念』特別展示
寺田屋、酢屋と近江屋跡、池田屋、土佐藩邸跡


坂本龍馬と中岡慎太郎の墓 京都東山霊山墓地と霊山歴史館
壬生寺と新選組屯所巡り
桂浜と龍馬像
高知県立坂本龍馬記念館

また地元出石・城崎などには桂小五郎(木戸孝允)が京都から逃れて潜んでいた場所が名所の一つになっています。

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