【前原レポート】当然のことを主張する勇気
ロシア、前原氏の「不法占拠」発言を批判
産経IZA
ロシア外務省は19日、前原誠司沖縄北方担当相が17日に、北方領土がロシアに「不法占拠」されていると言い続けると述べたことに対し、鳩山政権の対話路線と矛盾すると批判する声明を出した。
声明は「(鳩山)新政権がロシアとの関係発展に前向きな意向を表明し、ニューヨークでの日ロ首脳会談が建設的な形で行われた中、受け入れがたく不適当で法的根拠を欠いた発言が日本で再びなされた」ことに対し、「遺憾」を表明。
ロシア外務省が前原大臣の発言にクレームをつけたというが、日本国内メディアに反応しとりあえず言っておこうとするものだ。前原大臣のコメントは政府の公式発言でもないし、「どさくさに不法占拠された」は、戦争規程を定めた国際法上の戦争終結後に不法占領した違法行為であることの歴史的経過から、事実でありよく言ったと評価する。ロシアは「鳩山政権の対話路線と矛盾する」というが、その過去の事実は事実であり、それを日本側は否定して対話しようと言っているのではないから論点のすり替えだ。おかしなことはおかしいと言い続けなければ外交交渉にならないからだ。
今日まで日中間の間で政治に利用されている歴史問題が、朝日新聞の「靖国神社」「南京大虐殺」「従軍慰安婦」など日本側のメディアの誤った記事が発端となって、大きな問題に至っている。前原大臣の発言は、メディアがきっかけをつくり、政治外交に利用され、またそれを両国のメディアが煽ることにつながるからメディア自身が過敏に反応し煽ることのないよう注意してほしい。朝日・毎日などが諸悪の根元なのだ。情報戦に関与しているのはメディア同士なのだ。
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