新保守の結党が待たれる

自民党総裁選が盛り上がりに欠けるのは否めないが、民主党の政策に、国旗不掲示、東アジア共同体、外国人地方参政権、国家追悼施設建設、人権擁護法案など、国家の重大な政策が盛り込まれていることから危惧は消えない。
 自民党総裁選は28日に党員票の開票と党所属国会議員の投開票が行われ、麻生太郎・前総裁の後継となる第24代総裁を選出する。
 谷垣禎一・元財務相(64)は国会議員票(199票)の6割近くを固め、河野太郎・元法務副大臣(46)、西村康稔・前外務政務官(46)を引き離して優位に立っている。党員票(300票)でも谷垣氏は支持を広げ、河野、西村氏と互角以上の戦いを展開しているとの見方が強い。
 谷垣氏は「みんなでやろうぜ」をキャッチフレーズに、挙党態勢で党再建を目指す方針を表明。谷垣陣営の幹部は「1回目の投票で過半数を獲得したい」と強調する。
 河野、西村両氏は、世代交代を訴えている。河野氏は派閥の領袖、重鎮には党運営に関与させず、派閥の影響力を一切排除する党改革をアピール。西村氏は民主党の「次の内閣」にならい、「シャドーキャビネット」を発足させる構想を示している。
 3候補は26日、熊本市と長崎県佐世保市で、最後の共同による街頭演説を行った。ただ、野党としての総裁選は盛り上がりに欠け、党員の投票率はほぼ同じ条件で行われた2006年総裁選(61・5%)を下回るとの観測も出ている。
(2009年9月27日01時29分 読売新聞)

当選した国会議員の多数が谷垣氏を推すというのは、年代構造が逆ピラミッドになって若手が少ないことから当然の結果であり、今回落選した多くの若手議員や一般党員がそう思っているとは限らない。
世代交代したからいいという問題ではもちろんない。適任者なら年代は関係ないことだが、それでは中堅以上の議員に我こそと手をあげる人が谷垣氏しかいないことが結果なのだ。盛り上がりに欠けるのもそうした顔ぶれだからだろう。さらに小選挙区制では複数候補の擁立ができないため新人が立てられない。志と勇気あるがある人が出てこなかったからだろう。世襲のおぼっちゃま議員が30%も占めていては小粒が多くて硬直してしまい活性化は無理だ。徳川幕府でも国の基盤を固めたのは初期の三代である。
慣れ親しんだ伝統ある自民党を解体させたくない思いは深いと思う。しかし選挙で大敗した原因が、信頼が低下した反動ならば、誰が総裁になっても問題は解決しない。衰退の一途をたどるだろう。
小選挙区制は、個人より政党選びになってしまう。基本方針を固めて示さねば政策選挙は勝てない。しかし、多くの人が政治に精通しているわけではない。民主党のマニフェストでも反対する政策も多いのでマニフェストで選んだのではない。やはり最後は候補者である。政党に関わらず党首や選挙区の候補者が熱い信念が伝わる人であるかで選ぶのだ。民主党の若手議員のなかにも選挙区で自民党から立候補できなくて民主党公認で当選した人もいる。自民党の議員がすべて保守化というとそうではないし、民主党は保守から左までもっと幅広い。となると、与党であることだけが目的の自民党と民主党となら何が違うのかわからない。
自主憲法制定をめざし大同団結した自民党の最大の目的を後回しにしてきたことがあだになった。再生をめざすのるも一手だが、憲法問題と靖国問題を決着させるのはさらに困難になった。保守を支持してきた有権者も去ってしまったのだから、保守の信念でひとつにまとまり、他党の意を同じくするメンバーが結束するチャンスでもある。河野氏は自分こそ自民党の中心だから出るのは他の人だといっているが、多くの人間はその逆だと思っている。A級戦犯合祀を問題視する発言を行っているが、そのような歴史認識のない河野氏が保守政党としては最もふさわしくない。ならば、保守が去って結党するも自由だ。その決断が迫られていることはたしか。
国民は明確な政党カラーを望んでいる。みんなわかっているのに、そう単純には行かないのが日本の政治のもどかしさだ。民主主義といってすべての意見を取り入れていくとなんだか分からなくなる。衆愚政治であってはならない。政治家は勉強して民衆を主導できるリーダーでなければならない。国民が政治家に求めるのは、日本を良くしようとする志しなのだ。
民主党政権を一刻も早く引きずり降ろさねば日本が危ない。日本を沈没させる国家反逆罪に等しい衆愚政治である。

【外部リンク】
平成21年9月15日
「よい国つくろう!」 日本国民会議設立準備会9.15発足
http://www.nippon-kokuminkaigi.jp/forum.shtml
「もう、これ以上、我慢できない」。国民の抑えきれない、激しい怒りが、とうとう爆発しました。過日の衆議院選挙で、国民の怒りが、政治を大胆に動かす劇的な結果をもたらしたことは、まだ記憶に新しいところです。
しかし、「これで何もかも解決した」のでしょうか。むしろ、私たち国民にとっては、これからが正念場です。「日本の政治に、未来に向けて、国家としての明確な理念や長期的な計画をもたないことが、最大の問題だ」と主張してきた私たちの思いは、何一つ解決していません。
 今度こそ、政治家任せの政治ときっぱり手を切り、『私たち国民の手で、明確な理念・志と国家百年の計をもった新しい日本、より良い日本をつくってみせよう』ではありませんか。国民一人一人が生きる勇気と誇り、そして、将来への希望を実感できるような“新しい国づくり”です。
 日本の国を動かす主人公は、政治家ではありません。私たち一人一人が主人公になって、政治を動かすのです。私たちの強い思いを受けて、政治家が実現に動く。そんな新しい民主主義の始まりを期します。
 “よい国つくろう 日本!”を合言葉に、政治の現状を変えた国民が、今度は、志を持って、新しい日本をつくっていくために立ち上がろうではありませんか。日本人の一人一人が生き生きと日々を過ごし、未来に向けて明るい希望を持ち、日本人としての誇りに満ちた生き方ができるような国を、私たちの手でつくっていこうではありませんか。
平沼赳夫 『警鐘塾』
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やっぱり恐い民主党の安全保障
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菅氏は単なる欧米崇拝者か?
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