社会党が表に出てくるとろくなことはない

/ 9月 23, 2009/ オピニオン/ 0 comments

旧社会党の仙谷由人氏は筋金入りだ。批判は得意だ。というよりもそれしかなかったのが野党である。
官僚の天下りや渡りの悪口を野党として民主党は言い続けてきた。長い間の与党自民党と官僚主導で馴れ合いになっていた弊害は間違いない。しかし、すべての役人が悪知恵を働かせて保身に向かいがちなのかというとそうではないだろう。悪いのは官僚の能力ではなく政治の官僚依存だ。おかげでイメージまでが悪化した。官僚になりたいと思う優秀な学生が減っているそうだ。
先日「官僚たちの夏 最終回」を観た。次官争いに敗れたり、「おまえはこの国のためにどうあるべきかを考えてやっているのか?」と、次官退官後は俺は天下らないといって辞めていった。
独立行政法人をつくって自分の得意分野を生かすことも、個人で政治研究機関を設立すのも大きな差はない。大学教授や専門ジャーナリストになる人も大きな違いではない。働き盛りであっても定年制が早いことも問題なのだ。どんな組織でも人それぞれである。まだまだ働ける優秀な人を遊ばせておくのは国益にもマイナスであると思う。
仙谷氏や長妻氏が閣僚になって、テレビでまだ官僚批判をおこなうことは得策ではない。改めるべき本質は、政治家が政策を官僚任せにしてきた長年の悪習なのである。飲み代とかタクシー代とか枝葉末節な細かい事を指摘するのは社会党人間の欠点だ。優秀な人間のプライドをくじいて罵倒するのであれば人はついてこないし反発を深めるだけでマイナスだ。
どこが良くてどこが改善すべきなのかを話し合い理解を得ることだろう。社会主義や共産主義的に人をロボット扱いしてはやる気をなくし独立心と能力のある人間ほど去っていくだけである。
仙谷さん。民主党さん。まずコミュニケーションだよ。理屈では人はついてこない。酒でも酌み交わしながら冗談から良いアイデアが生まれることもあるのだ。
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