【衆議院選挙】(1) 衆議院選挙公示
18日の今日、いよいよ衆議院選挙が公示されました。
もはや民主党が多数を占めるだろうことは、疑いないでしょう。
産経IZA 【から(韓)くに便り】志賀直哉の韓国体験 2009/08/18 15:32
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/other/291185/
コラムには、志賀直哉(1883~1971年)の代表作『暗夜行路』は、1922年(大正11年)で日韓併合から10年以上たっていて、 『城の崎にて』でも分かるように志賀直哉の風景描写は詳細をきわめているのに、韓国の話は実にあっさりしている。観光旅行にもなっていない。興味をそそられたフシがないのだ。
夏目漱石(1867~1916年)にも『満韓ところどころ』という旅行記があって、韓国のことが出てくる。日韓併合前年の1909年、明治42年の作品だが、ここでも在留邦人に歓迎され食事をしたといったことなどが中心で、韓国(朝鮮)そのものの話はほとんど出てこない。満州からの帰路、韓国にはちょっと立ち寄ったという感じではあるが、漱石にも興味をそそられた風がない。
「満韓を遊歴して見ると成程(なるほど)日本人は頼もしい国民だと云(い)ふ気持ちが起こります。従って何処(どこ)へ行っても肩身が広くって心持ち宜(よ)いです。之に反して支那人や朝鮮人を見ると甚だ気の毒になります。幸ひにして日本人に生まれていて仕合わせ(幸せ)だと思いました」
韓国(朝鮮)が日本の文豪たちの興味をそそらなかったのは、福沢諭吉(1835~1901年)の「脱亜論」の流れかもしれない。近代日本を方向づけた「脱亜論」というのは、いわば「アジアと付き合うとろくなことはないからアジアは友とせず西洋に向かおう」という話だ。
それで成功した日本はその後、韓国(朝鮮)の併合・支配や、中国大陸および東南アジア支配という「入亜」で敗戦・降伏し亡国の憂き目に遭う。そこで戦後はもう一度、親米・従米という「脱亜」に戻り、今、米国の後退と中国の台頭・韓国発展などを目の当たりに新たな「入亜論」が出ている。
民主党は「東アジア共同体構想」「外国人地方参政権」「夫婦別姓」など「入亜論」の雰囲気があるようだ。
日本人はお人好しだといわれます。台湾やフィリピンも島国の海洋民族は似ています。回りが海に囲まれ簡単に攻めてこられないので、のんびりしているのでしょう。自分たちがそうだからといって、大陸の隣りの国もそうだと錯覚しがちです。中国や朝鮮半島、東南アジアなどは、絶えず攻めたり攻められた歴史が染みついた国民性です。日本が60年前に失敗したのは、そうした東アジアと関わったことでした。
自民党には、外交・安全保障では長く政権をとっていただけはあるでしょう。民主党はこの分野も初めてです。初めてだから思い切ったことができるのかも知れないのですが、友好と軍事を両手に行うのが外交といわれます。民主党は、「生活が一番」と国内の生活を重点的にアピールしていますが、中韓・北朝鮮が友好外交では片付かないことは、自民党でもそうだった。
アメリカの覇権が弱まり、ロシアを含めて日本のような歴史・文化大国ではなく、まだまだ軍事・経済を重視し近代国家をめざすBRICSなど発展途上国相手では、日本は憲法9条で絶対に攻めてこないからと、甘くみられ内政干渉をさらに強められないように願うばかりです。