『たちあがれ日本』　少数が日本を牽引する

Kojiyama/ 4月 9, 2010/ オピニオン/ 2 comments

民主党は、国のためではなく、子ども手当や外国人参政権、夫婦別姓など将来を見ていないでたらめなマニフェストによる選挙狙いの政策と、自民党の甦生力のないばらつきばかりを批判していても何も解決にはならない。どちらも政権政党としては、民主主義とはかけ離れた国民の代議員とは名ばかりの大義のない政権のための集団であり、日本の文化・歴史を土台にした真理・正義がない世襲という同族経営会社のようなものであることに大きな差はない。
西部邁ゼミナールは物事の意味をがわかりやすくて面白く的をついている。

西部邁ゼミナール 東京MX　2010年3月27日放送
民主主義とは何か
日本は明治にドイツ憲法をモデルにして大日本国憲法を制定し、イギリスに学び議会政治を導入した。そして戦後アメリカによって、武装放棄（平和）という理想的な日本国憲法と民主主義国家として今日まで経過してきた。
それは近代の理想的な政治モデルなのだろうか。
近代民主主義はたかだか２００年程度の近代政治の流行であり、２６００年を有する日本の伝統・文化が間違っていると思うのは違うんじゃなかろうか。
大学で習ったばかりの用語、マニフェストとかカタカナ英語で語れば何か新しいものだと思う癖がある。とくに民主党の最近表に出てくる人たちに顕著だ。明治時代にも西洋思想、文明が取り入れられたが、工夫して日本語に訳された知恵はすごいものだ。それが日本の歴史・文化に培われてきた言葉が劣るほどの画期的なものなのかがよく理解されずにである。
民衆が参加して多数決で決める
民衆とは庶民。庶民は情報を調べる暇もなく知らない。
デモクラシー（democracy）が古代アテネを滅ぼした。プラトンによる政治学の始まり。
デモクラシー（democracy）とは『民衆政治』。『民主主義』はほとんど誤訳。
なぜ“民衆政治”と訳さず“民主主義”なのか
デマとは『民衆的』、デマゴギーとは民衆扇動。デマとは怪しいもの。
デモクラシー（democracy）においては、デマ混じりの民衆扇動が流行る。
直接民主制から間接民主制（代議制）へ
世論調査によって間接民主制（代議制）が直接民主制に。議会は世論により直接動かされる。
また、大学出たくらいで政策に口を出す。人口が少ないアテネでは直接民主制だった。
それでデタラメ至極に陥った。
民主主義の主権とは何か
主権とはそもそも崇高・厳粛なこと。たとえば神・仏であり西洋ではキリストの絶対的なものをさす。
“主権”は“国民”に存する人間性礼賛の大嘘話
自分が主権者であるとは傲慢の咎め（bullshit）である。
民主主義とは何か
漢語【民】とは“目玉が潰れた人”、上部がΘのような字が母型。つまり精神の目が見えないこと。
この字は言い過ぎだと思うが、普通の人間であれば、自分が完全なものは思っていない。
政治的には民主主義とは絶対君主制に対する対義語で生まれてきた言葉であるが、
政治の土台には文化・歴史がある。それを背負う国民に主権が許される。
たとえば、日本という国家であれば、日本の文化・歴史、すなわち神仏に準じる歴史の知恵に含まれる主権に近い立派なもの、とすれば理解できる。
古来より渡来人が日本列島に永住（骨を埋める）を決めたとき日本人となってきた。近代の永住外国人は例外的である。たとえ帰化しても、日本の文化・歴史、すなわち神仏に準じる歴史の知恵を理解しているかいないかが国民の主権である「国を守る義務」と「参政権」が与えられる権利なのである。
真理・正義は概ね少数派に宿るもの。
要するに、現憲法には「日本の文化・歴史、すなわち神仏に準じる歴史の知恵」を骨抜きにしたアメリカでも成し得ていない国家意識よりも社会主義的民衆政治、もっと悪い場合は“衆愚政治”といわれる民衆政治を誤訳した民主主義ではない。
議会とは、世論調査やメディアによって多数決では政治は、少数派にも真理・正義はある。

【西村眞悟】新党結成と日本[桜H22/4/8]
政治家の本領が見えてくる面白い時代である。戦後の混乱を体験され、戦後教育に毒されていない方々がまだ健在なうちがチャンスだ。それが平均７０歳だろうと精神的老人の多くの若手議員よりも、志が青年なのかが重要なのだ。平沼氏なら小沢なんかに決して組み込まれることはないと信じている。
平沼騏一郎　逸話・語録
「どうも日本人は西洋かぶれをしたがる。殊に地位に在る人―政治家と云はれる人、学者と云はれるやうな人がさうである。一時は民主説とか国際説とかにかぶれた。近頃は米英崇拝をやめて独逸崇拝となり、ナチスにかぶれている。そしてあんなものを作らねばならぬと言つて居るが、それは国体に反する」「これは国家社会主義で、ソ聯の赤とそんなに距たりがあるものでない。日本の国体に反する点は殆ど同様で、共々に害を流すものと思ふ」（昭和17年（1942年）5月19日）
「日本は君主国であると云ふ。君主国なら西洋にもあるでないかと反問される。すると日本は万世一系であると云ふ。さう云ふことならエチオピヤが日本より古いではないかと反駁される。君主は統治権をもつとか、万世一系とか、そんな形式的なことでは国体は明らかにされない。どこに万世一系があるか、皇室と国民の関係とを明らかにせねばならぬ。日本で親子の関係は自然であるから誰でも判る。日本の国体もその方面から論じなければならぬ」（昭和17年（1942年）5月19日）
「非常に危機に瀕したのは維新当時である。それから我々が覚えて危機であつたのは欧洲大戦である。知識階級はデモクラシーにインターナショナルである。国家主義などは古い、国際主義でいかねばならぬ、皇室は存してもデモクラシーでいかねばならぬと立派な人でも言つてゐた。真向から之に反対したのは私だらう。その故に頭が古い奴だと言はれた。皇室はあつても置物にしやうとした。そこで私は皇室神聖を説いたので、迷信家だとか、頑迷だとか西園寺から言はれた」（昭和18年（1943年）2月23日）（出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』）
★ニコニコからのお知らせ
○4/10　開場：13:57 　開演：14:00
『過去現在未来塾発足記念講演会の生中継』
【過去現在未来塾発足記念講演会のご案内】■日時: ４月１０日・午後２時～６時　　開場: 午後１時より■場所: 日比谷公園野外音楽堂【日比谷野外音楽堂登壇者】●主催者挨拶: 中山成彬「過去現在…
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