NTV「ifの歴史書~もしものヒストリー~」 龍馬より、彼らを活かした西郷隆盛の器

Kojiyama/ 4月 8, 2010/ オピニオン/ 0 comments

昨晩、NTV「ifの歴史書~もしものヒストリー~」をほぼ観た。
とくに「坂本龍馬が天寿を全うしていたら日本はどうなる?」が面白かったが、忘れたけれど、西郷隆盛と坂本龍馬の関係を指導力と知識人とかで定義していたのが、面白かった。
ちょうどCS チャンネル桜で藤井厳喜氏が同じ事を言っていたからだ。
いまの国政に通じる。
龍馬伝などで坂本龍馬がブームだ。わたしも龍馬ファンの一人である。しかし、自分らの役目は龍馬も西郷も国を変えねばならないと奮闘したが、龍馬は知恵を絞り、西郷も新しい政界に未練はなかった。

【藤井厳喜】保守運動・出よ、平成の西郷隆盛[桜H22/4/7]
小沢・鳩山は、政治家として日本を考えなければならないのに政治の世界、自民党だけを見て選挙のことだけで政治をやっている。
こんな危機的無能政治にクーデターが起きないのが不思議だ。日本のために政治を志したのではなく、職業として世襲政治家の大馬鹿もん二人が与党の頂点になったからだ。
わたなべ りやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」 1875号
消え失せるのか大和民族の精神
━━━━━━━━━━━━━━
         東郷 勇策
石原慎太郎東京都知事が、平沼赳夫氏と与謝野馨氏との接着剤の役割を
担い、久方ぶりに国政の場に関与してきました。
現状の政治が続くなら我が国は取り返しのつかない事態に陥りかねない、
との強い危機感から動いたことがTV番組で語っていました。
タイミング良く、4月5日付け産経新聞のコラム「日本よ」でも、「日本
は立ち上がれるか」と題して同氏の憂国の情が綴られています。
その中で、五・一五事件の首謀者の一人、三上卓氏(当時海軍士官、
1905-1971)の「昭和維新の歌」の名文句を紹介し、現状を当時の世相
に準えています。
【権門上に傲(おご)れども、国を憂うる誠なし、
財閥富を誇れども、社稷(しゃしょく)を思う心なし。
ああ人栄え国滅ぶ、盲(めし)いたる民世に踊る、
治乱興亡夢に似て、世は一局の碁なりけり。】
言葉を口語体にすれば、現状に対する警句といっても通用しますから、事
件の背後にあった「政府の軍縮方針への海軍側の不満」は別として、世
相は現在と極めて類似していたように思えます。
日本精神が社会に鮮明であった当時、国を憂うる思いはより一層強烈で
あったが故に、クーデターとしての決起に繋がったのでしょう。
不謹慎ながら彼等の思いは良く理解でき、民主党政権の施策に絶望感に
近いものを覚える私の心の奥にも、クーデター待望論が芽生えてきてい
ます。
私は、一昨年後半からマスメディアを中心に自民党バッシングが強まり
政権交代論が色濃くなった時点でも、民主党には懐疑的で否定的でした。
自民党の劣化・腐敗に飽き飽きし政権交代を求めた民意はそれなりに理
解できましたが、民主党のポピュリズムに根ざした人気取り政策に胡散
臭さを感じたほか、それ以前の段階で、国防・安全保障に確固とした理
念のない政党には国政担当の資格はないとの信念があったからです。
政権交代から半年が過ぎた現在、怒りを通り越して嘲笑するしかない新
政権の実態ですから、我が判断は正常に機能していたことになります。
鳩山民主党政権の主だった問題点を列挙してみましょう。
 ・ ポピュリズムに堕し、選挙対策としての舌先三寸で政権を詐取した
ことが明らか。
 
・ 自由主義経済で景気回復を目指すのではなく、社会主義思想での政策
展開。
 
 ・ 国家・国民の防護の理念は希薄どころか、思慮の対象外のようです
らある。竹島、
 
 ・ 尖閣諸島などの領土問題は当に国家主権の問題であるにも拘らず、
毅然たる意思表明すらできないでいる。
 ・ 政局第一主義が鮮明。普天間米軍基地問題への対応も、その元を辿
れば、真に 沖縄県民の生活環境に配慮したものではなく、単に自民党
政権が推進した政策は全て否定しようとの発想。核密約の究明・暴露も
同じ。
 ・ 米国の不信感を増幅し、日米安全保障条約を空洞化させかねない対
米外交。
 ・ 憲法違反が明白で国民主権の毀損となる「永住外国人地方参政権」
付与法案など、マニフェストに記載せず隠蔽した、日本解体に繋がりか
ねない各種法案を推進。
 ・ 少子化問題への対策に繋がらない「在日外国人の子供への血税の支
給」を放埒に認める「子供手当」制度を推進。
 ・ 我が国の公的管理下に属さない朝鮮学校の生徒への「高校授業料無
償化」を除外しようとしない法治国家にあるまじき対応。
 ・ カネの問題は過去の自民党の場合よりも深刻で悪質。就中、小沢一
郎幹事長による政党助成金の実質的な私物化は悪質極まりなく、政界追
放に値する。
 ・ 深刻な無責任体質。言い逃れに終始する鳩山首相、秘書の逮捕起訴
問題に頬かぶりする小沢一郎幹事長、逮捕起訴されながらも議員辞職せ
ず居座る石川議員、北海道教職員組合からの多額の違法献金が明らかと
なりながらも議員辞職せず居すわる小林議員、女性スキャンダルの露見
にも拘らず問題を矮小化して居直る中井大臣
このような唾棄さるべき実態の民主党に政権を委ねて良いとは、とても
思えません。叶わぬ夢とは知りながらも、即刻の退場を願っています。
私の理解・願望とは裏腹に、スタート時からはかなり低下してきたとは
いえ、鳩山内閣支持率は未だに30%以上、政党支持率も民主党が第一位、
当に唖然です。
民主党政権には根幹において国政担当能力がなく又、鳩山首相の指導力
欠如も歴然しているのですから、国家・国民の行く末を真剣に考えるな
らば保守、リベラルの別なく退陣を迫るのが当然だと思うのですが・・
・。3割を越える国民はどのような思考回路で支持の判断を下すのか、理
解に苦しみます。 
平和呆けで深く考えることを忘れた人々に対し、「知的怠慢だ」と指摘
した友人の表現に大いに共感を覚え、私も頻繁にその言葉を借用したの
ですが、“知的”と呼んだのはどうやら過剰な誉め言葉でした。
「公の心を失い、判断の魂を自己の利害得失に奪われた」が加わるので
すから、これでは知性の存在が疑われ又、その状態に安住し覚醒が見込
めないのですから、最早、怠慢という状態ではなく、愚民と呼ぶのが適
切でしょう。
地域社会や国家に対する貢献などは意識の外で、与えられること、獲得
することのみに関心を向ける愚民が目立つ社会、これでは世も末です。
現在は4割を超えると報道される無党派層にも疑問を抱きます。
価値観が多様化しているとはいえ、真っ当な判断力が備わっていれば妥
協してはならない「物事の根幹」は把握できる筈で、さすれば支持政党
無しとはならないでしょう。
根幹でない事象に関しては、何時でも反対・抗議の声を挙げることは可
能なのですから、先ず根幹で判断することが肝要ですが、その判断がで
きないゆえの無党派ということになります。愚民予備軍と言えるのでは
ないでしょうか。
予備軍を併せると愚民が75%前後も存在することになり、我が大和民族の
劣化は今や救い難い状態、無念であり天を仰ぎたくなります。
民主党による国政が現在の国際情勢の下で続けば、我が国は、早晩、疲
弊するばかりか、異民族の属国と化し、我々の子々孫々が塗炭の苦しみ
を被る流れになることは想像に難くありませんが、こうした思考が働か
ないのが愚民です。
皇室を戴き、伝統ある文化を誇り、武士道精神が普遍的であった我が国
で、ここまで国民が劣化するのは、GHQによる日本精神圧殺政策、自虐史
観徹底化政策、それに積極的に加担した日教組教育、反日左翼勢力によ
る世論誘導などが見事に効を奏した結果であり、正しい教育、特に歴史
教育、の必要性が痛感させられます。
参議院銀選挙を目前に控え、政界の動きから眼を離せませんが、真正保
守層は判断を誤まらぬよう留意しなくてはなりません。
政治家個人の知名度とか総花的な政策には眼もくれず、我が国・我が国
民を守る存在足りえ得るかという根幹を見抜くことが求められます。
この一点が満たされるのであれば、仮に重要度の高い政策で相違がある
議員同士の野合と批判される勢力であっても、支持に値すると考えます。
多くの保守会派が小異を捨てて大同に付くことを期待しますが、それが
実現しなくとも、根幹において正しい政策を訴える勢力の中から人物本
意で選別すれば、大過はないと考えます。
私としては、杉並区長の山田宏氏、前横浜市長の中田宏氏らが設立した
「日本志民会議」や、前衆議院議員の中山成彬氏、都議会議員の土屋敬
之氏らが中心となって結成した「過去現在未来塾」の主張に強い共感を
覚えています。
特に、「民主党マニフェストはマンションの耐震偽装と同じ」などの内
部批判を理由に除名された土屋都議は、他にも「政治家を職業と捉える
馬鹿な議員がいる」、「とても国会議員とは思えぬ識見での発言」など
と劣化した国会議員を叱責するなど、魂の叫びとも思える正論を吐き続
けています。
選挙区が異なり、彼に一票を投じ得ないことが残念でなりません。
先人が育み守り継承してきた、公の心、恥の文化といった大和民族の特
性たる精神性や民族の誇りを喪失し、私的利害損得を判断基準として行
動する国民は、本当に情けない存在です。中には国旗・国家を貶める輩
も少なくありません。
こうした愚民に対しては、「ご先祖様に対して恥ずかしくないのか。先
人が守り築いてきた日本という祖国をそこまで忌避するのなら、我々の
面前から消えろ」と、声を大にして叫びたい思いです。

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