豊岡駅、新駅舎デザイン決定
羽ばたくコウノトリ 豊岡駅、新駅舎デザイン決定
(神戸新聞 2010/04/06 09:15)
JR西日本福知山支社は5日、来年3月の完成を目指す豊岡駅(豊岡市大手町)の新しい駅舎のデザインを発表した。コウノトリが羽ばたく姿を屋根部分に取り入れたほか、伝統工芸品の柳ごうりや北但大震災復興建築のイメージを部分的に採用した。
(中略)
新駅舎は現駅舎の北側に建設する。ホームをまたぐ自由通路とつなげて2階部分に改札を設ける「準橋上駅」となり、1階にはコンビニ、豊岡観光協会、2階は改札口のほか駅事務所、みどりの窓口、待合室を設ける。また、すべてのホーム(1~3番)にエレベーターを各1基設置する。新駅舎だけの総工事費は約7億円。
(宮下裕史)
現在の駅舎は1935(昭和10)年に建築された木造平屋で北但大震災で崩壊した駅舎を耐震構造を取り入れた市役所や大開通に残る建物群の一つだ。
平面に広い現在の駅舎は、JR西日本福知山支社管内の主要駅が和田山、西舞鶴、東舞鶴、福知山、亀岡、綾部、園部など橋上駅舎として相次いで建て替えられたなか、最後まで国鉄時代の匂いが残った駅舎だった。
※新駅舎のイメージ