「官僚たちの夏」と「アテンションプリーズ」

/ 9月 14, 2009/ オピニオン/ 0 comments

「官僚たちの夏」は、TBSで観ている唯一のドラマ。
佐藤浩一はじめキャストも豪華で、しっかりつくられていて最近にはない見応えのあるドラマだ。最近のドラマでは群を抜いている。やはりドラマのTBS黄金時代に学生だった自分には、TBSにもしっかりした人がいることが嬉しい。
しかし、これさえNHKで過去に放映された同名ドラマのリメイクである。やはり城山三郎の原作がすぐれているからだろう。
オーバーだが、風越次長(佐藤浩一)が国会の特別委員会で「現場にも行かないで批判ばかりしているあんたたちに一体何がわかるんだ!」と切れたシーンは、すかっとした。
通産相時代に風越とともに斜陽産業の保護に奮闘した須藤総理が、小笠原・沖縄返還で米国の要求を聞かざるを得なくなり、再び繊維産業の輸出規制に向かう。
昨夜もテレビで、9.11の映画が放映され、途中からしか観ていないが、そこに描かれていたのはテロが起こる予兆をCIAもFBIも察知していたのにかかわらず、政府首脳がことの重大性に気づかずに他の政治課題を優先してしまう。やる気をなくしたFBIの担当者は、退官してWTC警備責任者に天下る。惨事が防げたかも知れないという提議だった。
人間である大統領のただ一人の命令がなければ、どんなにコンピュータを屈指した危機管理体制が敷かれていて、現場が指摘しようとも軍もFBIも動けない恐さなのである。航空管制官も機影が消えるのをただ見つめているしかなかった。政治に完璧などないといことだ。
14日、123年続いてきた最後の事務次官会議があった。政権交代も政治主導も目的ではなく、手段でなければならない。スムーズな運行が行える体制になればいいが、結局は人の判断能力にかかっている。
外交は国益:国益のシビアな駆け引きなのだ。世界は一つ「イッツア・スモ-ルワールド」のような友愛教祖鳩山新首相に外交はできるのだろうか。日本よりも中韓に向いて、戦後の反省などと掘り返そうとしている岡田氏が外務大臣とは悪夢である。
しかし、その他のTBSの番組との質のギャップはなんなんだろう。
バカの一つ覚えのようにTBSは、橋田寿賀子と泉ピン子をかかさない。飽きてくると武田鉄也、思い出したように水戸黄門。かつての財産を使い切ってしまっては、あとは貯金はない。
TBSもJALもあんたらが「アテンションプリーズ」だ。
「GOOD LUCK!」はANAが全面サポートしていた。毎日新聞と左翼の管理職に「GOOD BYE!」しないと日航の二の舞は避けられない。若い人には民放の老舗といっても知らないのであるから。
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