特急北近畿など新型車両に 2011年

Kojiyama/ 8月 2, 2009/ トピックス/ 0 comments

JR西日本は23日までに、特急「北近畿」(新大阪-城崎温泉)など、京阪神と山陰地方を結ぶ特急電車に、2011年6月までに新型車両を導入する方針を固めた。

現在の車両が老朽化したのに加え、05年4月の尼崎JR脱線事故を機に、カーブでの速度を制限する装置を搭載することなどが義務付けられたのに対応し、安全度を高める。

「北近畿」は1970年代に製造された旧国鉄の485系を改造して使用。現在20編成あり、「北近畿」(新大阪-城崎温泉)のほか、「文殊」(新大阪-天橋立)や「きのさき」(京都-城崎温泉)「たんば」(京都-福知山)「はしだて」(京都-天橋立)「まいづる」(京都-東舞鶴)の6種類の特急で運用している。

今回の更新は、車両の老朽化に加え、国土交通省が06年3月、脱線事故を機に鉄道の技術基準を改正したのに対応するため。新基準は速度を制限する装置に加え、運転士に異常が起きた時に列車を自動的に止める装置、運転状況を記録する装置などを一定期間内に車両に取り付けることを義務付けている。
JR西は新型自動列車停止装置(ATS-P)の車両側装置をはじめ、これらの基準を満たす機器を搭載する。投資額やデザインなどは未定。現車両は順次、廃車する。
(足立 聡)
神戸新聞 (7/24 07:00)

きのさき 右は普通電車221系 嵯峨野線(京都-園部)京都駅

1986年11月1日に行われた国鉄最後のダイヤ改正で183系700番台・800番台は、489系を交流用の機器を撤去または使用停止し直流専用に改造したグループ 国鉄カラー  日立製作所製 金沢総合車両所にて改造

きのさき 右は221系 嵯峨野線(京都-園部)京都駅

旧国鉄485系 JR西ブルーに再塗装したもの  日立製作所製 金沢総合車両所にて改造
485系は、1968年(昭和43年)に登場した交流50・60Hz共用のTM14形主変圧器を搭載し、国鉄在来線の電化方式すべてに対応した3電源形である。
かつては北陸本線で「雷鳥」などに使用されていた花形車両ですが、山陰本線(京都-城崎温泉)、福知山線電化に伴い、北近畿ビッグXネットワークとして慣れ親しんできた車両です。30年以上活躍してきた。あと2年となるとちょっと寂しいが、あとわずかがんばってほしいものだ。

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