赤レンガ博物館
舞鶴引き揚げ記念館と共通券400円で。
舞鶴市には、明治34年(1901)の旧海軍舞鶴鎮守府の開庁に伴い、海軍が建設したものを中心に多くの建造物が現存し、風雪を経た赤れんがはエキゾチックな雰囲気をかもし出しています。 この赤れんが博物館建物は明治36年(1903)に旧舞鶴海軍兵器廠魚形水雷庫として建設されたもので、本格的な鉄骨構造のれんが建築物としてはわが国に現存する最古級のものとされています。 舞鶴の個性の-つとなっている、れんがのもつ魅力を多くの方々に実感していただくことを目的として赤れんが博物館を開設するものです。
(鉄骨れんが造・2階建。廷床面 積842.44平方メートル舞鶴市指定文化財)
-舞鶴市-
海軍倉庫跡を改装しレンガをテーマにオープンした日本でも唯一の博物館です。
舞鶴は、日本海屈指の軍港として発展し、現在は海上自衛隊の6つの地方隊で日本海を防衛する舞鶴地方隊が置かれ、第八管区海上保安庁があります。
すぐ近くの岸壁にはイージス艦が停泊していましたが、事前に予約の電話をしたところ、残念ながら演習が行われるということでイージス艦の見学はできませんでした。
「岸壁の母」で有名な舞鶴に開館した日本でも珍しい引き揚げ者の記念館です。
舞鶴引揚記念館は、再び繰り返してはならない戦争の悲劇、悲惨な引き揚げの史実を後世に伝えるため、市民をはじめ引き揚げられた全国の皆様のご支援、ご協力いただき、昭和63年(1988)4月に開館しました。
昭和20年(1945)から昭和33年(1958)年までの、13年間の長きにわたり、引き揚げの町として、最後までその使命を果たした足跡と、戦争の悲惨さを永久に語り継ぐ平和の「シンボル」として、建設したものです。
戦争を知らない世代の増加とともに、引き揚げの史実は過去の出来事として、年々遠ざかりつつあります。しかし、その苦しみと悲しみ、平和の尊さを忘れ去ってはなりません。
これからも、国内はもとより全世界へ、「平和の尊さ・平和の祈り」のメッセージを絶えることなく発信しつづけます。-舞鶴市-