Categories: 神社めぐり

今年改修された山本区の天珂森神社を見に行く

  

鳥居                          綺麗になった石段

豊岡市日高町山本区では、古くなった区の天珂森神社(村社)社殿と参道の改修が今年(2015年)6月完成したのを聞いて、ようやく見に行ってきた。10年(だった思う)前より各世帯から毎月1,000円積立てて、社殿は1千5百万ほど、参道などの整備に同じくらいかかったそうだ。山本区は新興住宅が増えて210世帯を越えて豊岡市日高地区では最大の区に成長したが、当区も同程度の世帯数まで増加していて、古くなった神社建て替えも浮上している。

  

新築の社殿

天珂森神社は明治時代は村社で、一般の他区内にもある村社と同様に思われているが、『国史文書・但馬故事記』には古くから登場する。

人皇一代神武天皇九年冬十月
佐久津彦命の子、佐久田彦を以って、佐々前県主と為す。

(中略)

御井比女(姫)ノ命の祖、稲葉の八上姫は、天珂森に坐(いま)す。

「兵庫県神社庁」には、伝え云う聖武天皇天平13年(741)に開基せし法華寺の附近に鎮座せし神社にして尼ヶ森神社と云いしも、天正年間(1573~1593)兵火に罹る。その後、社殿を再建し代々小出氏の崇敬社として小出吉英、小出五郎兵衛等は当社に田地を寄進し今に其の証書あり。

安政5年(1858)社殿を建替え、翌6年(1859)本殿覆を建替えたり、明治6年(1873)10月村社に列し同32年(1899)今の地に遷座せらる。

現在も神社は法華寺の裏手の山に鎮座するが、元は国分尼寺で正式名称は法華滅罪之寺(ほっけめつざいのてら)。その礎石が日高東中正門前に残っている場所にあったようだ。

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