元旦は1月1日、ひな祭りは、3月3日、5月5日はこどもの日、7月7日は七夕、そして10月10日体育の日は、東京オリンピックを開催する際に、10月10日が統計的に晴天日となる確率が高いことから東京オリンピック開催日に決まった。これ以降記念して体育の日と制定。現在は悪法の連休制により、毎年他の祝日にもいえることだが覚えられないし、今年は13日となった。ならば、11月11日はグリコ「ポッキー&プリッツの日」にエールを送りたい。両製品はいまや日本国内のみならず輸出されており、江崎グリコは、今年全世界で展開を企画をしているそうである。
臼と杵に見える月とうさぎ
当区もそうであるが、区の神社は舂米神社で主祭神は天之御中主神。氷ノ山の西の麓、鳥取県八頭郡若桜町つく米から勧請された社である。臼にお米をいれて舂くことを意味する。餅をつくることであろう。元々の字は舂の下は旧と書くが読みは同じなので意味は同じだ。
かつては秋祭りは10月10日が本祭だが連休に合わせるようになった。そして区民体育祭は台風で中止。人間の浅はかな考えよりも昔からの天候に従ってきた知恵は偉大である。そもそも、神社の例祭日はいわれがある。あ稲刈りを祝う収穫祭が10月10日なのは、熟した稲の穂の刈り取りに10月10日が晴れるからであろう。もちろん旧暦なので現在の新暦よりもっとあとだった。日本(ひのもと)という国号と万世一系の天皇と新嘗(にいなめ)。新嘗祭は11月23日で、祝日の名は、戦後に勤労感謝の日となっている。
もともと明治に日曜日は休日だと定められる前は、日本人に休みという概念はなかった。西洋ではどうかというと、今でも日曜日は休日のために始まったのではなく教会にミサに出かける為のものなのだ。
祭日はそうした伝統を大切にするためにあるのであり、祭日ぐらいは日本の年中行事を思い出すための記念日として戻し、曜日ではなく日にこそ意味があるのだから、日本の最も基本的な行事の日を日曜日と合わせた方がいいなどと安易に制定されたことは、祭りとは祈りや祝うための行事であり、本末転倒なのではないだろうかと思う。
それに天候が悪く中止になるなら意味がないではないか。