Tulip アルバムNo.7 無限軌道
収録曲
1 心を開いて 3:53
2 私は小鳥 3:37
3 愛のかたみ 4:35
4 たえちゃん 10:52
5 もしも僕が 3:51
6 おいらの旅 2:50
7 一人がいいさ 3:00
8 サボテンの花 4:33
9 生きるといふこと 3:29
10 ある昼下がり 1:56
11 人生ゲーム 7:00
無限軌道 (1975年4月5日)は、前作「ぼくがつくった愛のうた」(1974年10月5日)とは、がらりとイメージを変えたアルバムで、当時高2だった私には、チューリップはどこへ向かっていくんだろうと期待以上に不安な気持ちになったのを覚えている。いや、ファンだった私でさえも男っぽい硬派なイメージの吉田拓郎、井上陽水が大ヒットアルバム「氷の世界」を発売して、同級生からチューリップを聴く奴は軟派な野郎と軽蔑視されている空気は感じられた頃だった。
しかし、吹奏楽部だった自分は「何言ってやがる、おまえらベースラインの美しさやハーモニーなど音楽理論も知らないもんが・・・」とチューリップの本質は、その音楽性であるとこっちも馬鹿にしていた。財津さんはいつまでもミーハーなバンドではいけないことに気づいているんだ!そうに違いないと信じる以外にはなかった。。。
たえちゃん
福岡地方で、消えずに歌い継がれてきた春歌で、歌詞(LPには記載なし)もドラマティックです。
~ふたわ女子校の中村たえこなる女の子が、恋の夢に破れ、猫いらずで自殺してしまう。~という、全体的に何とも悲しい話です。♪~ああ、たえちゃんよ たえちゃんよ 三途の川で 待っててね 三途の川でマルしましょう マルマルしましょう マルしましょう~♪。とコミカルな面もあります。マルはもともと○で、伏せ字なんでしょうか?。最後の、♪~へそ下三寸 くだりしは 涙知らずの桜貝~♪なんて、美しい表現じゃないですか。CDにはチューリップのヒット曲の別テイクや、別メロディーもありで楽しめます。(2003.4.12)
http://homepage2.nifty.com/bookbox/kinsika3.htm
当時発売時に伏せた部分は、無修正版が35年以上経て日の目を見る
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7189692にありました。