NHK『プロジェクトJAPAN』がいかに問題が多いかについては2回にわたって書いた。
ちょうど昨晩、チャンネル桜で【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2[桜H21/12/30]がタイミングよく放送された。ここに登場のゲストの方々はNHK問題に取り組んでこられたそうそうたるメンバーなので、討論の内容を拾いながらNHK『プロジェクトJAPAN』について続けることにした。
パネリスト: 潮匡人(評論家) 大谷英彦(「NHKを正す会」代表・ マスコミ・インサイト社代表・元NHK政治部記者)
立花孝志(元NHK職員・内部告発者) 中村 粲(獨協大学名誉教授・NHK報道を考へる会代表)
永山英樹(台湾研究フォーラム会長・日本李登輝友の会理事 放送法改正推進本部長)
西村幸祐(評論家・ジャーナリスト) 司会:水島総
NHKのJAPANデビュー第一回で取り上げられた台湾の偏向捏造に端を発していちばん頑張っているのはチャンネル桜だ。わたしもJAPANデビュー第一回を観て一度しか行ったことのない台湾だが、おかしいと違和感を抱いていたら、チャンネル桜を観てやはり多くの方が同様な気持ちを持っておられることに気がついたので、またチャンネル桜は唯一まともな放送であることに感銘し、この一年チャンネル桜を毎日観るようになった。
結論はNHK自体に自浄能力はないだろう。プロ的に恣意的プロパガンダ番組を偏向放送している大意はない。予算は国会審議だが、半強制的な受信料収入は政府のチェックがなく放送は自由を主張する矛盾。競争原理がないから予算を使い放題で隠蔽体質。高給の官僚体質でレベル低下し既得権益のことなかれ主義。
問題はNHKが国民の受信料で運営されている唯一の公共放送であるということだ。ただの一放送局ならどうでもいいし、視聴者に受け入れられない番組は経営的に成り立たないから自然淘汰される。
しかし、視聴者が受信料を前払いしながら、内容が面白いかつまらないからの印象以前に、偏向や捏造が行われ真実ではないことを訴えても一向に反省もせず返金も応じず放送が引き続き行われるシステムであること自体がおかしいことなのだ。商行為ならば、思った商品を購入して内容が明らかに違う場合は返品か交換しなければならない。
NHKは株式会社でも私企業でもない。国に認可された特殊法人で、受信料を払っている国民の共有財産である。NHKは経営陣や職員の私物ではない。国益や国民に有益な番組を放送することが存在意義でなければならない。
視聴者は民法「契約自由の原則」が保障されているのに納得しないで半強制的に徴収される受信料システムは民法に違反している。
【裁判予定】
NHK訴訟裁判が来年2010年2月15日初公判が行われることが決まった。日本の裁判史上最大規模になり、原告は海外在住の日本人を含め1万人を超え、わたしも署名人のひとりだ。
4/6【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2[桜H21/12/30]
【偏向放送】
討論番組やその他でも保守・左翼などの対局になるコメンテーターが出演していない。NHKには呼ばれないコメンテーターは決まっている。潮、田母神さんなど。一方的な立場を起用して偏向しているのではないか。
中国の情報戦に朝日新聞はプロのジャーナリストで気づいてやっている、NHKは子役人だからそれに気づかないで乗せられてやっている。
NHKは公共放送でありながら世界でも類を見ない自由な特殊法人だが霞ヶ関と同質の役人的体質。
外国のプロパガンダ工作には政府の目が届かない組織・金を持った実に使い易い媒体。
5/6【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2[桜H21/12/30]
【受信料と経営体質】
番組の質が落ちた因果関係。
受信契約率は公称70%だが実際は50%くらい。大阪は25%以下。
基本的に訪問宅の自己申告に基づいている。強制はしない。むしろ100%になると値下げ問題が起きるのでそれで困らないから強く言わない。
BS衛星放送開始から値上げ+BS放送附加受信料で給料体系が上がった。
タイムカードを付けなくて良い。基本給以外にナントカ手当が多い。
平均年収1600万円×1万2千人。民放より高い。日本で最高給。
関連子会社は株式なのでさらに使い放題。NHK本体との契約は随意契約丸抱え。入札がないため費用は言い値。
放送責任者の方針に文句をいう社員は首が切れないので左遷させられる。
受信料について国会議員も知らない。
政権が替わったことは仕分けよりも厳しい追及がされるか注目する。
国会ではできないから 一般から募った意見をもとに超党派で偏向報道、高すぎる給与水準を追求していく。
放送に携わる職員は25%でタクシー使い放題。記者など多い人で一ヶ月200万円使う。
東京本局のタクシーチケットは白紙だから、目的地偽装や飲み屋のホステス送迎などやりたい放題。民放もかつてはそうだったが、厳しくなり目的地を記入したチケットにしている。
霞ヶ関の居酒屋タクシーなんてかわいいものだ。
【基本的に隠蔽体質】
部下の不正を追求しようとしても上司は出世にひびくので隠蔽する。
番組へのクレームも黙って時間が経てば終われるとすることなかれ主義の放置スタイル。
既得権益を守る霞ヶ関のまま。
NHKのような公共放送はない。
6/6【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2[桜H21/12/30]
【地デジでNHKは変わるか】
受信料の半強制は、民法「契約自由の原則」に違反している。
このような受信料徴収は世界でもない。
放送法はテレビ受像器があれば払わなくてはいけない。自己申告に基づいている。
裁判は法的に敗訴ではなく、凡例に基づいて違反としている。
地デジになると個別の受信契約が把握できるようになる。
受信料を払わないテレビにはスクランブルをかけられる。現在は実施していないが。
観ない人が増えれば解体に進む可能性が高まる。
公共放送は何なのかがより問われる。
仮に全パックから基本のニュースを除き、スポーツCH、ドラマCH、歌CHなど娯楽番組は観たい番組のみをペイ民法にする方式。競争原理が生まれれば偏向は自然とできなくなるから改善されるだろう。
【視聴率】
把握が正確になるため根拠のない視聴率の呪縛が消える。大手主導の代理店と広告収入に変化。
配信元がインターネットなどマスメディアだけではなくなっている。
【全面公開】
NHKはともかく国益を代表する国営放送は必要。NHKの東京・大阪の2割くらいの人員で可能。
オンデマンドで観たい時に観られることは可能。
政府公報・国会審議・会見はノーカット全中継。
野党時間も流す。
録画機能の進歩で生で観る人は減ってくる。
まとまりがないのでくわしくは各動画を観てください。
1/6【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2[桜H21/12/30]
2/6【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2[桜H21/12/30]
3/6【討論!】伏魔殿NHKを暴く! Part2[桜H21/12/30]
【補足】
NHKは年末、30、31日に「土曜ドラマアンコール 遙かなる絆」
を連続で再放送している。日本の締めくくりに原作とは異なった名ばかりの創作「坂の上の雲」が終わったかと思えば、何故また中国で締めくくるのだ。
年末に中国ロケの残留孤児のドラマを流すとは、まるで中国中央電視台(CCTV)だ。ますます日本人を嫌な気分にさせている。
日本の公共放送なのだから、大晦日くらいは日本らしく一年を振り返ればいいではないか。視聴者をわざと不快にしようとしているかのようで、気でも狂ったかに思える。
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「坂の上の雲」への抗議
NHKの政治・外交・歴史に関する報道は、左翼化傾向が顕著で、偏向・捏造された内容ばかりで許し難い。