【日米同盟】普天間、インド洋、核密約 背信の黒い鳩[桜H21/12/22]
密約が結べるということは当時佐藤栄作元首相とニクソン元大統領の間に信頼関係が築けていたからだろう。
機密事項は国民に知らせることができないこともある。敵を欺くにはまず味方からというが、明かせてしまえば相手国に知れて防衛にならないではないか。いざとなれば核を持ち込むことを了承を求めたことは米国が日本への礼儀をとっていたことに敬意を表すべきでもある。何でも正直であからさまであることが正しいものではない。世の中には本音と建て前がある。嘘も方便というではないか。
岡田外相は、アメリカが期限切れの公文書を公表するのだから、日本国も過去の密約を明らかにすべきだとする。それはそれで今後は必要かも知れないいが、目の敵のように歴代の自民党政権が密約はなかったといってきたからウソをついていたいうことになるだろうか。佐藤宅に置いてあったことが明らかになったのだから、本当に外務省は実物を知らなかったのではないか。いずれにせよ、憲法9条があるから、国会で大騒ぎになることを避けるのは最善の策だっただろう。
政府の最重要職務は国民の生命の安全である。
国家間の緊張関係は一分一秒を争う。平和な現在の感覚と米ソ冷戦時を同一の感覚で語れはしない。ことは国防とは比較にならないが、商売の感覚では臨機応変に目の前のお客の対話をまず優先する。対応を誤るとお客は待ってはくれない。機を逃がしかけないからだ。外交・防衛も最たるものだ。平和に経済や福祉も大事だが、何よりも防衛は国家の安全に関わる最重要問題であるという認識が足りない。
鳩山・岡田・北沢防衛相、福島氏など政府の誰もが政治家としての危機意識が欠けているのではないか。リアルタイムに外相としてやらなければならないことが分からないのである。よくも大イオンの弟かと思うほど商売感覚が欠けている。30年以上もまえのことをことさら暴いたところで、大勢に影響がないような重箱の隅をつつくようなことは研究者に任せておけばいいことで実にキンタマが小さい男だ。
高学歴、高収入で一般人の感覚がない人々が国家のトップに立つ危険が今の鳩山内閣だ。目先の普天間や自衛隊派遣が先だろう。