スズキとVWの提携で、トヨタは安堵?
産経IZA 2009/12/13 09:11
スズキと独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が9日、業務・資本提携を発表し、世界最大の自動車グループが誕生する。業界では三菱自動車と仏プジョー・シトロエン・グループ(PSA)との資本提携交渉が明らかになったばかり。相次ぐ世界規模の業界再編で他社の次の一手が注目されるなか、「今回のスズキとVWの提携で、業界首位のトヨタ自動車は安堵(あんど)しているのでは…」(関係者)との声が聞こえてくる。その真相を探った。ドイツと日本は一番近いと感じている。ヒトラーという悪夢は別として(今日本でも独裁政治家が牛耳っているが…)勤勉で資源が乏しく技術立国でアメリカに次ぐ2位、3位を争ってきた良きライバル。最初に上手いと思ったのがドイツワインなので、イタリアとともに欧州で行った国がその2か国だけだからなおさら好きな国である。そのイタリアでスズキのキャリーワゴンを多く見た。軽自動車では世界トップシェアを持つ。オンリーワン企業だ。トヨタグループのダイハツと良きライバルである。世界シェア1位のトヨタとダイハツ、3位のVWとスズキが提携するのは明るい。
ワーゲンビートルは日本でも最も乗られていたドイツ車だ。かつて15年ほど前に中国上海や香港に行った際、VWの乗用車がやたら走っていた。フォルクスワーゲンは中国において国外の自動車メーカーで最初に合弁企業を設立した会社である。
フジテレビで「不毛地帯」をやっている。いま日米の自動車提携だ。スズキは1981年8月にはゼネラルモーターズ(GM)と提携を開始し、カルタスやエスクードを北米ではシボレーやジオブランドでOEM供給したことがあった。
1988年から日本においてシボレーやポンティアックの輸入を開始し、1993年まで続いた。2003年~2006年には再びシボレー車の輸入を行っていた。
スズキは同じゼネラルモーターズ(GM)グループのスバルやいすゞと、部品の共通化などをすすめていたが、GMは2005年にスバル株、2006年にいすゞ株をトヨタ自動車に売却した。 2006年になって、GMが財務体質の悪化から保有していたスズキの株式20%のうち17%を売却し、それをスズキが自己資金で買い戻した。さらにGMの急激な業績悪化と世界金融危機による資金繰りの悪化により、2008年11月17日付けで保有していた残り3%(1641万株)のスズキ株を223億円で売却しスズキが自己資金でそれを買い戻した。(これにより、日本からGMの資本はすべて引き上げられ、GMグループ企業はなくなった)。
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