【瀧澤一郎】日露首脳会談で露呈した北方領土交渉の実状[桜H21/11/18]
オバマ大統領は「ここ数世代では最悪の景気後退から抜け出すために中国の協力は非常に重要だ」と述べ、景気回復に向けての中国の役割を認めた。また、中国側とチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の特使との対話再開を求めながらも、「チベットは中国の一部であることは認める」と語るなど、中国側に配慮を示した。
オバマは中国との関係を考慮しながら民主主義国家アメリカの主張をそのなかで語っていると思う。
これに対して胡錦濤国家主席は「内政不干渉の大前提に反する」と発言したことは、日本との靖国問題などの諸問題で立派な証拠となり得ると言えるではないか。日本で公人が戦没者慰霊で靖国神社を参拝することを中韓が口出しするのは正に内政不干渉の大前提に反すると言うことができるのである。
事実ではない南京大虐殺記念館や韓国の抗日記念館、竹島記念館、両国の反日教育は、子供たちの友好に有益なのかを問いただしたい。戦争の清算はとっくの昔中韓とで合意してに終わっているのだから。その点は米国はドライで実利主義だ。日本人も済んだことは水に流すのが潔く男らしいと尊ぶ。
GDP、CO2排出量で1、2位の米中。軍事、経済でも二国が世界の大国になったのだ。米ソ対立から米中の時代に変わったのだ。
日本は量から質へもうすでに移行しているのだ。SMAPの歌ではないが、「ナンバーワンにならなくていい。世界に一つだけのオンリーワン」、それが日本にはたくさんあるのだから。日本の財産にまず、世界最古の天皇をいただく君主国家であること、固有のすぐれた歴史伝統があること、そして教育が高いことだ。何も歴史の浅い米国や歴史を否定する共産独裁国家に媚びる必要はまったくない。自身を持って言うべきことはいわなくてなならない。それが外交の基本である。
外交と防衛は不可分
鳩山首相は共同統治とか2島とか、相手に会わせて何度も意見を変えてきた。小沢幹事長は相手が言うから追放参政権だ、岡田外相は外交防衛オンチ、日本の領土を不法占拠されているという国益を考えていない。
結局は次の結論になる。
北方領土返還問題のポイントは2つ。
1.ソ連崩壊のような相手国の現政権の崩壊のタイミングを待つこと
2.日本が核装備に踏み切った時
返す必然性がない国にこちらが歩み寄れば金を吸い上げられるだけだ。
国際法上に立って堂々と4島返還を主張し続けること
政治が異なる国と仲良くして何お得があるのか。
このような国益、防衛オンチの3人が仕切る民主党は危ない。
時は金なり
日米同盟をもとに安全保障が必要なことは総理や外相がいうまでもない当たり前のことだ。外交と防衛という国政の最も基本的役割を鳩山、岡田、北沢氏が評論家のように個人的意見を述べているのが重大だという自覚が全く欠けている。大臣が発言したことばが世界に報じられる。3馬鹿トリオとしかいいようがない。我々でさえ誰でも分かっている歴史認識や防衛問題の知識が、もっと最初に取引という経営感覚が欠けている。いい加減に決着付けないと、物事には限度がある。下手な考え休むに似たり。いい加減に分からないなら専門家の意見を素直に聞けよ!!時間を粗末にするようでは政治家どころか商売はできないだろう。ブリジストンもイオンは危ないか?まあ向かないから政治家になったか?いや政治家こそ空気が読めず機を逸するようでは向かないだろう。客は待ってはくれない。国民がうんざりし始めている。
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