“いらない空港”はこれだ! お粗末航空政策のナゼ
産経IZA 2009/11/05 01:38
そもそもなぜ、狭い国土に100近い空港が造られているのか。『血税空港』(幻冬舎新書)の著者でノンフィクションライターの森功氏(48)は日本の航空政策が無茶・無駄・無策の“3無”だからです」という。産経の記事は以下のチャンネル桜で出演していた森氏のなかで気になっていたことがあるが、ここで取り上げられたので書いた。
【森功】JAL巨額赤字の背景とは?[桜H21/10/28]
現在、日本国内には100近い空港がある。数は世界でもトップクラスで、1万平方キロメートルあたりの空港が2.6は英、独に次いで世界3位。2.0の米、0.2の中国をはるかに上回る。
「狭い国土に100近い空港が造られている」。これは離島を含めて国土といっているのか知らないが正確ではないからである。
以前に【前原レポート】羽田がハブなら成田はマングースか?
http://koujiyama.at.webry.info/200910/article_28.html
で書いているが、
メディアは日本は空港が約100か所で多いという。しかし、もともと高度経済成長期に東京まで3時間以内の交通網という構想があったように憶えている。100か所といっても半分は小型機しか離着陸できない飛行場か、日本は南北に離島が多く、離島の飛行場だ。それらを除くと50か所でほぼ1県に1か所空港があることは多いか少ないかは一概に言えないのではないか。
英国も日本も離島が多い海洋国家である。ドイツは戦前からジェット燃料発明など航空産業のメッカだ。
空港といえる滑走路があるのは50か所くらいで、あとは飛行場というべき小規模ものだ。森氏のコメントは航空会社と空港利用で小型機やビジネスジェットの利用が考えられていない。
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50あれば、充分多すぎるよね
はじめまして。
森功氏の意見は大手航空会社路線を全空港に運行するということを基本にいっていますが、そのような視点以外に2000m以上の滑走路のある空港が50以上あることが、無用であるとは必ずしも違った観点もあると思います。鉄道の主要駅も同じだと思います。最寄り駅が全国に50か所が多いでしょうか。50か所でも少ないです。
佐賀駅があっても東京駅に悪影響はありませんが、
佐賀空港があると羽田には迷惑なのです。
駅と空港は別物ですよ。
佐賀駅は長崎・福岡空港に近いので主要空港ではないと思います。現実に貨物空港として利用されているようです。私がいいたいのは、羽田と100箇所の各空港を結ぶという意味ではありません。需要と供給で路線は決まるべきです。欧米並みに各主要空港からコミューターや小型チャータージェットの空港として遠隔地や離島に飛行場があることが多すぎるとは言えないと思います。