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NHK 証言ドキュメント 永田町・権力の興亡 第2回

第一回を観て流れで観た。ちょうど衆議院予算員会が開催された夜でもあり、加藤紘一氏が質問の立っていたので、番組でも「加藤の乱」で取り上げられていたため、どういうことだったかが検証できた。
NHKのサイトに「今回の政権交代とは何なのか。」とあるように、3回を通じて1993年6月18日、宮沢内閣への不信任決議とそれに続く自民党の分裂から2009年民主党の政権交代までを歴史的なものと位置づけたもののようだ。
キーワードは小沢一郎である。それ自体気に入らないが仕方がない。自民党の古くさい体質自体が嫌いだったし、他の政党はもっと嫌いだったので野中氏もその他誰も興味はなかった。国の権力闘争の目線でみればたしかに国会議員のしかも中心人物になられる方々は優秀な人たちであろう。
まあ、少なくとも十年前までの四十代の自分なら、それなりに政治に関心はあったもののいろいろ公私ともに仕事も遊びも忙しくて観なかっただろう。が、五十を過ぎ暇もできた。自治会の役もするようになってコミュニティは崩壊しかけていることを痛感したし、景気も悪く、つまるところ政治であるので、このような番組でも真面目に観ることができるのかも知れない。まあ他に面白い番組も少ないし。
流れを勉強するにはタイムリーな番組だ。なんか違うのは、国会の政争が国民生活と乖離しているし、自民党がだらしないのと、小沢氏や離反者ごときに刃向かえる器量の大きな政治家が、中曽根氏以降出現しなかったことがこの国の最大の悲劇であるように思う。
原因はもっと1993年以前にあるのではないか。冷戦崩壊後にもっと早く憲法改正をやって戦後日本の国家体制を確立できなかったことだ。チャンスはなかったのだろうか。
民主党政権はその自民党政権のミラー政権だ。自治会のまちづくりも国政も基本は同じだ。どうすれば社会がよくなるかだ。このあと大きく政治が変革することを期待する。小沢のような政治屋はいらない。
 

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