YTV(大阪)で「遠くへいきたい」を午前中毎日再放送しているのでたまに観る。
重たいつまみを握り車窓を開けるとホームの売り子さんから土地土地の駅弁とセルロイド?入りのお茶を買うのが楽しみだった。子供の頃の思い出は、いくつになっても覚えている。
特急は本数がなくて急行が多かった。鉄道の良さは景色を見ながら食べながら話ながらの気楽さにある。
携帯電話ももちろんかからない。
スピードが優先され、窓が開かなくなったし、騒がしい乗客も少なくなり静かで快適にはなった。
どの駅も駅前も近代化され同じに見える。最新の建造物やホテルもいいと思う。
急ぐなら飛行機でいいことになる。
しかし、蒸気機関車やディーゼルカーにいつまでも懐かしさを感じるのは、単なる回顧趣味だけなのだろうか。城下町や城跡をのんびり歩いたり、神社仏閣を訪ねてみたり温泉に行きたくなるのは何故なんだろう。
日本人の贅沢とは何だろう。そうしたゆったりとした時間の過ごし方ではないだろうか。
鉄道は効率化という手段の追求に向いていった。大切な鉄道の旅の目的を生かしているといえるだろうか。鉄道は、時間通りに安全を運ぶのはもちろんだ。日本の鉄道は世界有数だ。しかし、旅の良き演出家であったり演じる役者であったり夢を創るプランナーとして、せっかくの財産をもっと生かしてほしい。
普通か特急しかなくて選択の余地がないのに、高い特急料金がかかるのがよくわからない。
車両に入る車掌さんが最初と最後にいちいち二回礼をするのがマニュアルぽくて邪魔だ、必要あるのか。
2時間以上かかる特急は、喫煙車か喫煙コーナーを復活してほしい。
番組HP
http://www.ytv.co.jp/tohku/
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