産経
「家の小さなころからの行事。大臣だろうとなかろうと野田聖子として参拝している」。自民党には消費者行政担当相の野田のような閣僚もいるが、多くの議員は「中韓との軋轢(あつれき)は避けたい」と、靖国から遠ざかる。
自民党群馬県連で長年事務局長を務めた戸塚一二(77)(いちじ)は“戦略的参拝”を提唱する。
「自民と民主の決定的違いは、民主が異なるイデオロギーの寄せ集め集団ということ。国家観の伴うイデオロギー論争を徹底的に挑めば民主には絶対に負けない。靖国参拝も同じだ」
憲法改正と主権国家を目指すという結党以来の自民党精神をもっている現議員は一割程度だと聞く。
政治的に靖国を利用している中韓が大事なのか?今日の日本があるのは国のために尊い命を捧げられた英霊のおかげです。国の政治家としてどちらが主で副なのか。サンフランシスコ講和条約で決着していることだ。よその人にいわれたら、自分の国の英霊の供養をやめる理由がどこにあるのか?
あまりにも政治家は勉強不足。どちらのことを考えているのかが今問われている。
靖国神社や明治維新から大東亜戦争の敗戦、東京裁判の不当性、吉田元首相のサンフランシスコ講和条約による決着を知らない認識で、国の政治家として相応しいかが分かるのだ。政党を問わずこの国の将来を任せられる歴史を勉強した候補者に投票する。歴史を理解しているかで選ぶ目安として、ふるいにかけたらどうだろうか。