100年の夢、氷ノ山越え3

●蘇武トンネルまもなく完成

時代は鉄道から自動車時代となって久しい。京都を起点として山口県まで結ぶ日本で3番目に長い国道9号が完成した。そして京都府宮津市から鳥取県米子市までを、日高町の清水豊町長が音頭を取って宮津市から米子市までの関係市町が国道482号昇格期成同盟を結成。そして国道に昇格し、難所として行き止まりだった下記の3ケ所が繋がるのである。このルートこそ、大正時代に故藤本俊郎が夢見た壮大なロマン、但馬鉄道計画そのものであり、完成するとかつて旧山陰道の最短ルートであった氷ノ山越えが百年の時を越えて復活することになる。冬季除雪もほとんどなく、国道9号の関宮町から若桜町を抜けるルートとしても期待が大きい。また、若桜、美方、関宮3町ともスキー場があり、トンネルを利用すれば30分単位での移動が可能となるし、蘇武トンネル開通によって神鍋高原も結ばれ、全く違うルートを利用してきた関西の主なスキー場の移動が、短時間でできるようになるのだ。

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