但馬国ねっとで風土記

01 但馬故事記序 現代語版

日本根子天高譲弥遠天皇(第53代淳和天皇)のとき、国司、解状を郡司に下して、その郡の旧記を進ぜさせる。 朝来あさこの小領(*1)  従八位下 和田山守部臣わだやまのもりべのおみ 養父やぶの大領(*1)  従八位上 荒島宿 … 続きを読む

天日槍と糸井の阿流知命神社は無関係

式内糸井神社(奈良県磯城郡川西町結崎) 糸井造と池田古墳長持型石棺の主 (宿南保氏『但馬史研究』第31号 平成20年3月)での内容である。 歴史は史実の新発見において語るべきもの さて、宿南保先生は、但馬史研究の第一人者 … 続きを読む

第1章 1.アメノヒボコの日槍と日矛

アメノヒボコの日槍と日矛の字の違いは? アメノヒボコは、日本書紀』では「天日槍」、『古事記』では「天之日矛」。漢字が違う点は、上「記紀」の頃にも矛・槍の区別は必ずしも当時明確ではなかったようで、ヒボコが日槍・日矛であって … 続きを読む

第5章 1.丹後・但馬はヤマト建国の隠されたキーマン

なぜ、アメノヒボコは突如、但馬に登場するのか? 国史である『記紀』や公式に中央に献上させた『播磨国風土記』など、ヒボコと但馬について記されているのは、日本建国にとって、外せない重要な事実が秘められているからに他ならない。 … 続きを読む

第4章 4.ヒボコ登場の頃に、まだ新羅国は存在しなかった

日本最初の国史である記紀も奈良時代に偏されたもので、天日槍に関わる記述も神話や伝承をもとにしている。 『日本書紀』養老4年(720年) 垂仁天皇3年3月(BC27年) 新羅王子の天日槍が渡来した。 天日槍登場の孝安天皇の … 続きを読む

第4章 2.一地方の国造ならば天日槍の「天」はあり得ない

「天」は、皇族以外でも考えられないのに、まして渡来人だとしたら天の神号を付与されることはありえない アメノヒボコは新羅の王子で、帰化し出石に住み着いて初代多遅麻国造に就いた。 多くの人々は、ここの多くの疑問や矛盾があるこ … 続きを読む