古事記 現代語

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古事記 上巻「神話編」6 スサノオの追放

  • 2017.07.02

伊邪那岐神(いざなぎのかみ)に命じられ、天照大御神(あまてらすおおみかみ)は高天原を、月読命(つくよみのみこと)は夜の世界を治めておりました しかし建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと)だけが、命令を無視して海原を治めようとしませんでした。 顎に鬚が生えて、しかもそれがいくつも塊になって胸に至るまで伸びるくらい長い間、激しく泣いていました。 その激しさはすさまじく、青々と緑に満ちていた山が枯山 […]

古事記 上巻「神話編」5 三貴子の誕生

  • 2017.07.02

三貴子の誕生 イザナギは、続いて左の目を洗った。 すると、天にましまして照りたもう、アマテラス(天照大御神・あまてらすおおみかみ)が出現した。 次に右の目を洗った。 すると、ツクヨミ(月読命・つくよみのみこと・つきよみともいう)が出現した。 最後に、鼻を洗った。 すると、スサノオ(建速須佐之男命・たけはやすさのをのみこと)が出現した。 イザナギは、「私は子供を本当に沢山生んできたけれど、最後に三柱 […]

古事記 上巻「神話編」4 黄泉の国

  • 2017.07.01

そしてイザナキは妻のイザナミに会いたいとお思いになって黄泉の国に後を追って行かれた。 そこでイザナミが御殿の閉まった戸から出迎えられたときに、イザナキは「いとしいわが妻よ、私とあなたで作った国はまだ作り終わっていません。だから帰るべきです」と仰せになった。 イザナミはこれに答えて「残念なことです。早く来ていただきたかった。私はすでに黄泉の国の食べ物を食べてしまいました。されどもいとしいあなたが来て […]

古事記 上巻「神話編」3 島産みと神産み

  • 2017.07.01

この二神は、大八島(おおやしま)を構成する島々を生み出していった。 最初にお生みになった子は、淡路島である。 つぎに、伊予之二名島(四国)をお生みになった。この島は体が一つで顔が四つあり、それぞれの顔に名があった。そこで、伊予の国をエヒメ(愛比売)といい、讃岐の国をイヒヨリヒコ(飯依比古)といい、阿波の国をオオゲツヒメ(大宜都比売)といい、土佐の国をタケヨリワケ(建依別)という。 つぎに三子の隠岐 […]

『古事記』 はじめに

  • 2017.07.01

日本神話『古事記』 いまさらいうまでもないけれど、『日本書紀』とともに日本最古の歴史書。 しかし、これより以前にも実は歴史書はあった。   乙巳の変、壬申の乱などにより、天皇家の歴史書『天皇記』『国記』『帝紀』『旧辞』等が焼失してしまった。 天武天皇の命を受けて、奈良時代の和銅5年(712年)に、稗田阿礼(ひえだのあれ)という『帝紀』『旧辞』等の誦習を命ぜられた暗記力抜群の28歳の天才青 […]